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コラム記者@

野菜

 温暖な天候で太平洋側を中心に野菜の生育が好調だった今冬。北陸農政局によると、金沢市中央卸売市場では一月中旬はハクサイ、キャベツ、ネギなど主要十六品目のうち十三品目で平年価格を下回った。しかし、同市の近江町市場の青果店で暖冬がもたらす変化を尋ねたところ、意外な言葉が返ってきた。「季節変動の影響を聞くことに何の意味がある。全体の需要を考えないと」−。

 たしかに、東京で暮らす八十代の祖母は手間のかかる調理が難しくなってきた。少子高齢化も野菜の需要と無関係ではないだろう。一方、忙しい共働き世帯が増え、加熱済み野菜の需要が伸びているとも聞く。青果店でかけられた言葉は、変わりゆく業界をしっかり報道せよとのメッセージに聞こえた。(阿部竹虎)

 

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