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コラム記者@

能作の哲学

 鋳物をつくる工場には、ハードロックが大音量で流れていた。黒いTシャツを着た筋骨隆々の職人がきびきびと動く。ここは鋳物メーカー能作(富山県高岡市)の本社工場だ。

 この活気ある工場を束ねるのが能作克治社長だ。大事にしてきたのは「仕事を楽しむ」こと。約三十年前、能作社長は毎日、傷一つない銅器を作るために千二百度にもなる溶解炉の前に立ち、銅を溶かし続けた。働きすぎて、四リットルもの下血をしても「いやあ、楽しかった」と言う。

 苦労話も、明るく話す能作社長。仕事が楽しいから頑張れるし、とことん突き詰められる。だからこそ、新しい技術やアイデアが生まれる、と能作社長が語る。「仕事が好き」という思いに圧倒され続けたインタビューだった。 (蓮野亜耶)

 

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