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コラム 風紋

検察人事

 社会部記者として検察取材をしていたころ、検事総長の人事は「五代先まで分かる」といわれた。事実、その通りになった。例外は検察が批判をあびて苦境に陥ったとき。順送り人事では、難局は乗り切れないとの組織の判断が働いたのだろう。

 戦後の通産官僚をえがいた城山三郎氏の小説「官僚たちの夏」には、人事をめぐる場面が何度も出てくる。意のままになるとすえた人物が、案外、意のままにならないのも人事である。人の心はわからない。

 政府は法の解釈まで変えて東京高検検事長の定年を延ばした。思惑通りに総長人事が進むのだろうか。(編集局長・大場司)

 

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