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コラム 風紋

「水」への思い

 「時により過ぐれば民の嘆きなり八大竜王雨やめたまへ」。鎌倉幕府の三代将軍源実朝が、洪水となる大雨をとめようと、水の神に懇願しながら詠んだ一首という。

 天皇陛下の著書「水運史から世界の水へ」(NHK出版)によると、古来、洪水は人知を超えた「竜王の所作」であった。人びとの水への強い思いが、治水による飛躍的な農業生産と人口増を実現し、現在の日本社会の基礎を形づくっていった、と。

 即位の礼に合わせ、長く水問題の研究に取り組まれてきた陛下の講演録を近く掲載する。台風による被災が続く今、水への認識を新たにしたい。(編集局長・大場司)

 

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