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コラム 風紋

珪化木

 新緑の中、その異様な姿に意表を突かれた。大きなコンクリートの台座に巨大な炭のような物が、立ててあるように見えた。

 石川県小松市役所近くの芦城(ろじょう)公園。四季豊かで、よく散策する。でもいつもと違うルートに、その不釣り合いな物があった。

 案内板によれば、樹齢四百年の大木が火山灰に埋もれた化石、珪化木(けいかぼく)だった。黒さは炭化の跡。市内の二千万年前の堆積物から出た熱帯植物とあり驚いた。調べると、その六百万年前に日本列島が大陸から分かれ始め、その後、ヒマラヤ山脈などができたらしい。しばし地球規模の悠久の歴史に思いをはせた。 (小松支局長・浅野宮宏)

 

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