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コラム 風紋

22歳の愛車

 古いSF映画の宇宙船のよう。夕刊をめくる手が止まった。世界に一台だけ残る八十年前の最古のポルシェが競売に出されるという。わが愛車も古い。購入して二十二年。新車のころは小さな傷でもすぐに見つけて泣きそうになった。やがてあえて見ないようになり、今では駐車場でぶつけられても「お気になさらずに」。心が広くなった気になるが、運転が年々荒くなる気もする。車への愛情は無事故への一歩か。自戒を込め洗車した。一年ぶりだった。「車は愛の付く工業製品」。トヨタの豊田章男社長の言葉を思い出す。「愛車」扱いしてなかったな、最近。 (編集委員・大平達也)

 

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