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北陸文化

矢内原美邦さん新演出 2月16日金沢公演

全国共同オペラ「ラ・トラヴィアータ」

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 来年2月に金沢など全国3都市で上演されるオペラ「ラ・トラヴィアータ」(椿姫)を演出するコンテンポラリーダンス振付家の矢内原美邦さん=写真=が出演者とともに東京都内で記者会見し、「現代から未来へとつながる新しいオペラにしたい」と、初のオペラ演出に意欲を見せた。金沢公演は2月16日、金沢歌劇座で。

 矢内原さんは、ダンスカンパニー「ニブロール」を主宰。2005年からは演劇にも取り組み、岸田国士(くにお)戯曲賞受賞。ダンス、演劇、美術を横断した舞台が国内外で高い評価を受けている。

 椿姫は、アレクサンドル・デュマの小説をベルディがオペラ化した人気作品。パリの社交界を舞台に高級娼婦(しょうふ)と青年貴族の悲劇を描く。矢内原さんは「私がやるからには新しいオペラにしたい」と意気込み、「原題は、道を踏み外した女という意味の作品だが、対照的な2人の娼婦それぞれに女性として強さを感じるし、それは演出として出していきたい」と語った。

 主役のビオレッタはイタリアを代表するソプラノ歌手エバ・メイさん。国内の中堅、若手歌手が出演するほか、オーディションで選んだ俳優、ダンサーらの身体表現も舞台を盛り上げる。福島県白河市と金沢の2公演はオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)を、イエーテボリ歌劇場音楽監督で今年の「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」にも出演したヘンリク・シェーファーさんが指揮する。

 全国共同オペラは毎年、異分野のアーティストが名作オペラの新演出に挑み、これまでに演劇の野田秀樹さんによる「フィガロの結婚」、映画監督の河瀬直美さんの「トスカ」などが話題を呼んできた。矢内原さんは、舞台をモノクロにする照明、セットを自由に動かす舞台美術、セットをスクリーンにしてオリジナル映像を駆使する演出を試みることを明らかにし、「美しい映像ができている。新鮮な表現が効果を上げられるはず」と述べた。

 公演は、来年2月9日に福島県白河文化交流館「コミネス大ホール」、同22日に東京芸術劇場コンサートホールである。(松岡等)

※【お断り】30日の北陸文化面は休みます。

 

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