トップ > 北陸中日新聞から > 北陸文化 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

北陸文化

【映画】佐藤真監督の遺作

「エドワード・サイードOUTOFPLACE」撮影時の佐藤真監督(右)=写真・牛腸茂雄

写真

エドワード・サイードの足跡追う映画 24日、上映とトーク

 ドキュメンタリー映画の故佐藤真監督が、パレスチナ出身で「オリエンタリズム」などの著作で知られる世界的な思想家エドワード・サイードの足跡を追った映画「エドワード・サイード OUT OF PLACE」を上映し、関係者がトークするイベントが二十四日、金沢市青草町のアート・グミである。 (松岡等)

 サイードは一九三五年、英国委任統治下のエルサレム生まれ。カイロの英国租界で教育を受けた後、米国に渡り、コロンビア大で英文学・比較文化教授を長年務めた。パレスチナ問題についても積極的に発言し、米国のパレスチナ政策やイラク戦争を鋭く批判し続けた知識人として知られる。

「エドワード・サイードOUTOFPLACE」のワンシーン

写真

 「OUT OF PLACE」は、「阿賀に生きる」などの作品で知られる佐藤監督の遺作で、二〇〇六年の公開。サイードの死後、その足跡と記憶を求めてパレスチナ、イスラエルなど中東各国や米国などで関係者のインタビューを重ねながら、故郷喪失者として生きたサイードの精神のありかを浮かび上がらせる。

 上映に先立ち、字幕を担当するなど映画にもかかわり、「遠い場所の記憶 自伝」などサイードの著書を多数、翻訳した翻訳家の中野真紀子さん(金沢市)、生前の佐藤監督にインタビューもしている全国紙記者で元中東特派員の福島利之さんの二人が、「エドワード・サイードとパレスチナ問題をめぐって」と題してプレレクチャーする。

 上映後には、「日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学」を出版した「里山社」代表の清田麻衣子さん、学生時代に佐藤監督に師事した劇団「バストリオ」主宰の演出家今野裕一郎さんを加えて、「佐藤真とOUT OF PLACE」をテーマに四人が語り合う。

 日程は、午後五時からプレレクチャー、同六時から上映、同八時半からアフタートーク。アート・グミ料理部によるパレスチナ料理とソフトドリンクが付く。料金は三千五百円(学生は五百円引。要学生証)。定員三十人、要予約。予約は、アートグミ(電)076(225)7780(水曜休)か、メールinfo@artgummi.com

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索