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北陸文化

【定期公演】ミンコフスキ監督 10月と3月に公演

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の新シーズン(九月から)の定期公演ラインアップが発表された。注目はやはり十月と来年三月のマルク・ミンコフスキ芸術監督の二回の公演。今月六日のブラームスのセレナード第一番で鮮烈な印象を残したばかりだが、その二番とドボルザークプログラムでどんな演奏を聴かせるか。(松岡等)=敬称略

OEK9月からの新シーズン

芸術監督に就任後、定期公演で初めて指揮したマルク・ミンコフスキ=7月6日、金沢市の石川県立音楽堂で

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 昨年はドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」で話題をさらったミンコフスキ。監督就任後、初指揮したブラームスのセレナード第一番は圧巻の演奏だったが、ドボルザークの人気曲・交響曲第九番「新世界より」をどう料理するか、「スラブ舞曲集より」とともに楽しみだ(10月12日)。ブラームスのセレナード第二番は来年三月二十一日。

(上)マキシム・パスカル(下)アンジェラ・ヒューイット(C)Mai Wolf

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 欧州の若手指揮者との協演も注目。俊英マキシム・パスカルが、ジャズ作曲家・挟間美帆のOEK委嘱曲を世界初演し、自ら率いる現代アンサンブル「ル・バルコン」とコラボレーションでベルクの室内協奏曲を演奏する(来年1月25日)。リヨン国立歌劇場首席指揮者のダニエーレ・ルスティオーニも、バイオリンのフランチェスカ・デゴとともにOEKと初共演する(来年7月4日)。

 世界的演奏家では、クラリネット奏者で指揮でも活躍するイェルク・ビトマンと再共演(来年3月7日)。バッハ演奏家として知られるピアノのアンジェラ・ヒューイットは、オールバッハピアノ協奏曲のプログラムで弾き振りする(来年5月23日)。指揮者、オルガン奏者の鈴木優人とも再共演(来年2月20日)。バイオリン川久保賜紀とバーバーの協奏曲などを演奏する。

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(上)辻彩奈(C)Warner Classics(下)津田裕也(C)Christine Fiedler

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 新シーズンは、恒例の岩城宏之メモリアルコンサート(9月14日)でシーズン幕開け。首席客演指揮者のユベール・スダーン指揮で、今年の岩城宏之音楽賞受賞者の鶴見彩とベートーベンのピアノ協奏曲第四番、交響曲第五番を演奏。岩城夫人のピアノ木村かをりと湯浅譲二「ピアノ・コンチェルティーノ」(一九九四年のOEK委嘱曲)を再演する。

 スダーンは、九月二十二日にもベートーベンの交響曲第七番を振り、OEK定期が初登場のバイオリン辻彩奈とモーツァルトの協奏曲第五番で協演する。

 常任客演指揮者の川瀬賢太郎は二回公演。昨年死去した作曲家オリバー・ナッセンの「ムソルグスキー・ミニアチュアズ」、ムソルグスキー「展覧会の絵−室内オーケストラのための」、ピアノの俊英・津田裕也とショスタコービッチの協奏曲第二番を予定する(11月28日)。

 もう一回はモーツァルトプログラム(来年7月16日)で、前半に作曲家・細川俊夫の「月光の蓮−モーツァルトへのオマージュ」、ピアノの菊池洋子を迎えての協奏曲第二十三番。後半は歌劇序曲集でモーツァルトの生涯を一気にたどる。

 OEK指揮者となった後、フランス留学中の田中祐子は定期初登場(来年4月23日)。シューマンの交響曲第一番「春」を取り上げ、チェロ藤倉大との協演も。

 来期のオペラ公演は金沢歌劇座でのベルディ「椿姫」(来年2月16日)。世界的ソプラノ、エバ・メイが主役を務める。ポピュラー音楽では、森山良子(10月14日)、平原綾香(来年4月11日)が登場する。

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 OEKは定期会員募集に加え、前・後期から三公演を選んでセット購入する「マイ・チョイス」制度も始めた。通常より割安で、人気公演でも一般の販売より早く買える。(問)石川県立音楽堂チケットボックス076(232)8632

 

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