トップ > 平成ドラフトのデータで見る 高卒野手の活躍は何年目から?

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 平成最後の大物高卒ルーキー、そして令和の時代を担うことが期待される中日の根尾昂。1年目のシーズンが開幕して2カ月近くが過ぎたが、プロの壁は厚く、二軍で苦戦が続いている。
 根尾ら「高卒野手」が1年目の今季、そして将来の活躍はどこまで期待できるかを、平成時代のドラフト会議で指名された過去の選手たちのデータから読み取った。中日の意外な育成力が見えてくる。

(電子編集部・瀧田健司)

■平成入団で1年目から規定打席に到達した高卒新人は0人

 比較対象としたのは、1989年秋に実施された平成最初のドラフト会議以降に高卒でプロ入りした野手。平成のドラフトで入団した高卒新人では、1年目に規定打席に到達した選手はゼロ。1年目の新人王もいない。
 高卒1年目での規定打席到達は、昭和末期の立浪和義(中日)までさかのぼらなければならない。


規定打席…リーグの打率ランキングに入るのに必要な打席数で、所属チームの試合数×3.1。例外を除き、首位打者を決めるための基準となる。

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■レギュラー定着が早い球団と遅い球団

 では、2年目以降はどうだろうか。野手が「レギュラーに定着した」と判断する上で、規定打席に到達したかどうかが一つの基準となる。平成のドラフトで入団した高卒野手のうち、規定打席に到達した選手とドラフト1位(1巡目も含む)選手の入団10年間の安打数推移を下記のグラフにまとめた。
 球団別の育成力を比較するため、現役でも他球団に移籍した時点でグラフからは除外した。

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■球団別の育成成功率を比較

 最も多くの選手をレギュラー級へ育成するのに成功している球団はどこか。規定打席に到達した高卒野手の数を、球団別に比較した。中日ではレギュラー定着できず、楽天へ移籍後に開花した鉄平のように、他球団に移籍してから規定打席に初めて到達した選手に関しては、最初に所属した球団(鉄平の場合は中日)の「未到達」として集計した。
 入団後に投手から野手に転向した選手は原則として集計の対象外としたが、例外として規定打席に到達した選手(広島の嶋重宣など)は集計に含めた。最初に所属した球団で規定打席に到達した選手がいないドラフト外での入団や、育成枠でプロ入りした高卒野手は対象外とした。

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■早期から活躍しやすいポジション

 最後に、ポジション別の傾向はどうだろうか。規定打席到達までの平均年数を比較した。2005年に遊撃手でベストナインに、二塁手でゴールデングラブ賞に選ばれた西岡剛(ロッテ)のように、規定打席に到達した年に複数の守備位置をこなした選手については、最も多く守ったポジションを基準とした。

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問い合わせはこちらtakida.k@chunichi.co.jp

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