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手作りしたあおなみ線の車両をジオラマに飾る鉄道模型部員=名古屋市中川区の市立工業高校で

 高層ビルから、住宅街、工場地帯へと移り変わる。好きだった沿線の風景も、春には見納めだ。

 名古屋市中川区の市立工業高校は、中島駅が最寄り駅。生徒の2、3割が通学に使う。自動車科3年の儀間響斗(ぎまきょうと)さん(18)も毎日乗り込んだ。

 乗り物好きだから、部活は鉄道模型部に入った。部活での同級生は情報技術科の田中新生(しんせい)さん(17)だけ。

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 入部して2カ月。部室代わりの作業室で、あおなみ線の模型を見つけた。卒業生の作品らしい。自分たちも作れそうな気がした。公立校ゆえ、お金はあまりかけられない。お手本から部品を拝借し、二人で挑戦。初めての文化祭で展示したら、親子連れに気づいてもらえた。

 儀間さんは自動車整備士を目指して就職。田中さんは大学受験。行き先は別々になる。

 1年生が5人加わり、部員は倍以上に。今ならもっとアイデアが生まれて良いものが作れるはず。みんなで作り上げる魅力がこの部にはある。後輩たちに思いを託す。卒業まであと少し。

 文 ・佐々木香理
 写真・木戸 佑

 あおなみ線 2004年10月に開業した。名古屋駅(名古屋市中村区)と名古屋港の金城ふ頭駅(同市港区)を結ぶ15.2キロで、全11駅。正式名称は西名古屋港線。名古屋市、愛知県、JR東海、日本政策投資銀行などが出資する第三セクター「名古屋臨海高速鉄道」が運営する。

名古屋駅と金城ふ頭駅を結ぶあおなみ線(動画)

 

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