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ホームの屋根に飾られたひょうたん=岐阜県養老町の養老駅で

 岐阜県養老町の養老鉄道養老駅近くに、安田ひょうたん店はある。二代目の安田正さん(67)が自ら育てたひょうたんを加工、販売する。酒の容器、お守り、ランプなど商品は多彩だ。

 ひょうたんは地元の名産。名勝「養老の滝」の伝説に基づく。老いた父を養う息子が山で足を滑らせ、偶然見つけた湧水が酒だった。ひょうたんに入れて帰り、父を喜ばせた。孝行話に感心した天皇が行幸し、約1300年前に元号を「養老」に改めた−。

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 滝周辺の土産物店なども加工品を売る。養老駅ホームの屋根も、安田さんら生産者が寄付したひょうたんで飾られる。

 安田さんによれば、同じ物が一つとしてないことが魅力という。細長かったり太かったり。育て方でも形は変わる。「『売れないかな』と思う物でも、『これ、いいね』と、買ってくれる人が現れるのです」

 安田さんは毎年、地元の小学校で、ひょうたんについて語る。夏休みの自由研究で店に来る子もおり、栽培や加工を見てもらっている。

 文 ・服部 桃
 写真・川柳晶寛

 養老鉄道 桑名から大垣を経て揖斐を結ぶ57.5キロで、27駅。養老鉄道として1913(大正2)年に養老−池野間で営業を始めた。19年には桑名−養老間、池野−揖斐間が延伸され、全線開通した。23年に電化。その後、近鉄養老線として長く運行されたが、2007年からは近鉄出資の養老鉄道が運行。今年1月から車両、駅舎などの施設の維持管理を、沿線自治体でつくる養老線管理機構が引き受ける公有民営方式になった。

 

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