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養老鉄道のイベントで車両から顔を出す高橋秀歩さん=三重県桑名市で

 岐阜県池田町の池田中学校2年高橋秀歩(しゅうほ)さん(13)は養老鉄道に詳しい。「有識者」と呼べる水準らしい。昨年来、博識ぶりを知った町などから何度かイベントの講師を頼まれ、養老鉄道の車両や車窓の魅力、経営形態などを語っている。

 1歳で、「カン、カン」という踏切音に喜んだ。2歳から養老鉄道沿いに住み、窓から電車を眺め続けた。小学3年の夏、養老鉄道廃止の危機を担任教諭に聞かされ、存続に何が必要か自主研究を始めた。5年時には岡崎和夫・池田町長にインタビュー。千葉県のローカル鉄道の生き残り策も現地で取材した。自分も養老鉄道に貢献したいと月1回、池田町の池野駅などで清掃奉仕をしている。

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 将来の夢は「JRの運転士」。あれ、養老鉄道ではないのか…。「いいなと思う車両がたくさんあるし」

 ただ、養老鉄道への愛は不変。清掃は今後も続けるし、先日は鉄道側に自分で考えた「50の提言」を提出した。蒸気機関車(SL)運行、薬膳料理を楽しむ列車の増発、JRとの相互乗り入れ実現など、思いが詰まっている。

 文 ・服部 桃
 写真・川柳晶寛

 養老鉄道 桑名から大垣を経て揖斐を結ぶ57.5キロで、27駅。養老鉄道として1913(大正2)年に養老−池野間で営業を始めた。19年には桑名−養老間、池野−揖斐間が延伸され、全線開通した。23年に電化。その後、近鉄養老線として長く運行されたが、2007年からは近鉄出資の養老鉄道が運行。今年1月から車両、駅舎などの施設の維持管理を、沿線自治体でつくる養老線管理機構が引き受ける公有民営方式になった。

 

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