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えちぜん鉄道福井駅の隣で工事が進む北陸新幹線の高架。その左はJR北陸線の福井駅=福井市で

 福井市のえちぜん鉄道福井駅は6月、高架の新駅になった。隣は、建設中の北陸新幹線の高架である。

 新幹線が金沢から福井を経て、敦賀(福井県敦賀市)まで延びるのは2023年春。実は今年6月までの3年間、福井駅周辺の新幹線高架約800メートルを、えちぜん鉄道が走っていた。

 えちぜん鉄道高架化のため、従来の地上の線路を、隣にできた新幹線高架に期間限定で移設。国家プロジェクトたる高速鉄道の高架をローカル線が走る姿は珍しく、カメラを抱えた鉄道ファンが集まった。

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 新幹線高架では12月、福井駅ホームの建設が始まる。駅前には16年春、県内で最も高い21階建てビルが開業。他にも複数の再開発計画がある。

 在来線駅舎の商業施設で海産物を売る「越前田村屋」は15年春の北陸新幹線金沢開業以降、売り上げが1割増。金沢のついでに福井に寄る人が増えたという。新幹線の福井延伸に向け、谷沢健司店長(42)は「もっと客が増えてほしい。越前ガニは金沢のカニよりうまいよ」と力を込めた。

 文 ・梶山 佑
 写真・田中久雄

 えちぜん鉄道 勝山永平寺線(福井−勝山)が27.8キロで23駅、三国芦原線(福井口−三国港)が25.2キロで22駅。両線とも福井発着のダイヤが基本。第三セクター鉄道で、2003(平成15)年に京福電鉄から運行を引き継いだ。勝山永平寺線は大正期に、三国芦原線は昭和初期にそれぞれ、前身となる鉄道が一部区間で運行を始めた。三国芦原線の三国−三国港間は、大正期までに北陸線の金津(現・芦原温泉)と三国港間に国が敷設した三国線(のちに廃止)の一部だった。

田園、港町、山里と変化に富むえちぜん鉄道(動画)

 

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