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えちぜん鉄道勝山駅の恐竜の像。電車で到着した子どもたちを迎える=福井県勝山市で

 恐竜「フクイサウルス」の像は高さ3メートル。福井県勝山市のえちぜん鉄道勝山駅前に立つ。県立恐竜博物館に向かう人が降りる駅である。

 勝山とその周辺では1988年以降の調査で、恐竜の化石が次々と発見された。フクイサウルスは新種の一つ。恐竜博物館は2000年に開館した。全身骨格展示などが人気で17年度は約80万人が訪れた。

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 福井が「恐竜王国」になる発端の一つは1982年、県内の中学生が隣の石川県の山中で黒く光る石を見つけたこと。後に恐竜のキバと判明する。鑑定には、現在の恐竜博物館特別館長東洋一さん(69)も関わった。当時は福井県内の別の博物館の学芸員。「地層がつながる福井でも見つかると県に調査を訴えましたが、こんなに見つかるとは想像しませんでした」と語る。

 勝山駅に大阪府豊中市の福田壮佑(そうすけ)ちゃん(5つ)が降り立った。1年前に友だちから図鑑を借りて以来、恐竜に夢中。フクイサウルスの像に「見たことある」と喜ぶ。母裕美さん(37)の手をぐいぐいと引き、博物館行きバスに乗り込んだ。

 文 ・梶山 佑
 写真・田中久雄

 えちぜん鉄道 勝山永平寺線(福井−勝山)が27.8キロで23駅、三国芦原線(福井口−三国港)が25.2キロで22駅。両線とも福井発着のダイヤが基本。第三セクター鉄道で、2003(平成15)年に京福電鉄から運行を引き継いだ。勝山永平寺線は大正期に、三国芦原線は昭和初期にそれぞれ、前身となる鉄道が一部区間で運行を始めた。三国芦原線の三国−三国港間は、大正期までに北陸線の金津(現・芦原温泉)と三国港間に国が敷設した三国線(のちに廃止)の一部だった。

田園、港町、山里と変化に富むえちぜん鉄道(動画)

 

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