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【大相撲】

徳勝龍と“近大旋風”…朝乃山は春場所で大関とりへ 先輩の優勝に「良かった〜」でも「悔しい」

2020年1月26日 20時56分

10勝を挙げて来場所の大関取りにつなげ、笑顔で引き揚げる朝乃山

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◇大相撲初場所千秋楽(26日・両国国技館)

 新関脇の朝乃山(25)=高砂=は竜電に勝ち、2桁の10勝目。先場所、小結での10勝と合わせ三役で21勝。近大出身の朝乃山にとっては、準地元の春場所で大関とりをかけることになった。正代(28)=時津風=は御嶽海に勝ち、13勝。優勝こそ逃したが、4度目の敢闘賞を手にした。

 千秋楽で10勝の大台にたどり着いた朝乃山が、春場所での大関とりの挑戦権を堂々とつかみ取った。こだわり続けた右差しで、主導権を握って一気に前へ。「富山の人間山脈」の異名を取る188センチ、177キロの恵まれた体で、竜電を押しつぶすようにあびせ倒した。

 2桁の白星を目標に掲げた新関脇場所で11日目に5敗目。4連勝するしかない状況に「開き直るしかなかった。切り替えるのは難しかったけど、自分なりに頑張ろうと思いました」

 支えになったのは近大パワーだ。7日目の18日、母校の近大相撲部の伊東勝人監督が55歳で亡くなった。朝乃山は感謝の思いで奮い立ち、幕尻Vを果たした先輩徳勝龍から計り知れない刺激を受けた。

 「10勝で恩返しのつもりだった。14日目は(徳勝龍を)しっかり援護する思いもあった」と貴景勝を撃破し、優勝戦線から脱落させて先輩を後押し。支度部屋でVの瞬間を見届けると「良かった〜」と、万感の思いを言葉にしてから「優勝されて悔しいのもある」と早くも闘志を燃やした。

 大関昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の境川部長代理(元小結両国)は「強かったね。右差しにこだわった相撲を取って。力はありますよ」と絶賛。来場所が大関とりとなるかの問いに「今のところはね。(数字的に)今までの例で言えば、33勝とか34勝とか」。昇進の目安とされる三役の直近3場所計33勝を合格ラインに、ゴーサインを出した。

 新小結だった昨年九州場所の11勝を起点に、目指すは昨年夏場所の初Vで挙げた自己最多に並ぶ12勝。次の番付への意識は「知らないっす」とまずは無心。徳勝龍の下克上に負けじと、準ご当所の大阪の土俵で大関の2文字に挑む。

 

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