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【大相撲】

[北の富士コラム]鶴竜の再起祈るがそんなに甘くない…本人も十分わかっていると思うので、これ以上言うまい

2020年1月16日 22時23分

横綱鶴竜の休場で御嶽海が不戦勝となった

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◇16日 大相撲初場所5日目(両国国技館)

 やはり鶴竜も休場した。私は4日目に「もう無理」と言ったが、その通りになってしまった。別に私の顔を立てなくても良いのに、白鵬と鶴竜には申し訳ないことをしてしまったようで妙な感じであります。

 私も長い間この世界に居る。横綱とはなんぞや、くらいは分かっている積もりです。分かりやすく言うと、横綱は楽しいことより苦労の方が多く、実に苦しい地位なのです。勝って当たり前、負けると引退の2文字が重くのしかかってくる。

 鶴竜は再起を誓っていると聞くが、それほど甘くはない。そのことは十分わかっていると思うので、これ以上は言うまい。再起を祈る。

 5日目も面白い取り組みが多かったので、少しずつ寸評しよう。

 炎鵬は松鳳山を相手に、右に左に動き回り、機を見て引き落とし。苦手の相手からようやく1勝目を挙げた。ここまで3勝2敗は上出来である。

 正代は先場所の大勝ちですっかり相撲が変わった。恵まれた体を生かし、前に出る取り口が目立つ。素材が良いのだから楽しみな力士である。

 阿炎も妙義龍を一気に突き出した。4日目の朝乃山戦で大いに気を良くしているだけに、優勝争いの鍵を握る存在になるだろう。

 朝乃山は遠藤に右四つを封じられ、寄り倒されて痛い2敗目。内容的には立ち合いの当たりが高いようだ。もっと徹底的に右四つにこだわった方が良いと思う。

 遠藤は相撲がうまいだけではなく、前に出る積極性が素晴らしい。右の浅い上手、左のかいなの返し方、寄って前に出る際の腰の落とし方。万全の詰めは見事なものである。上位との対戦を終えているだけに、一気に優勝争いの先頭集団に入って来た。貴景勝に迫る存在と言っても良いだろう。

 正代に加え、幕内下位では照強と輝が全勝を守っている。今のところ誰が優勝とは言えないが、12、13勝が優勝ラインと予想する。

 両横綱が不在でも、今場所は相撲の内容が良いので土俵は活気にあふれている。誰が優勝してもおかしくない。白鵬がぶっち切って優勝するより、6場所優勝力士が違った方が新鮮である。

 私も割り切って言いたいことを言い、書きたいことを書こうと思っています。正直言うと、今場所はあまり気分が乗っていなかったようだ。少しお行儀が良すぎたみたい。寒い日が続いて夜の外出を控えていたので、調子が狂ってしまった。俺から酒と女の話を取ったら何も残らない。やはり少し不良の方が良い。

 それと、小生の俳句を待っている人も少なくない。私なりに勉強しているのだが、難しさに直面している。実に奥が深い。相撲より深いかもしれない。今まで、まずい句を臆面もなく、よく発表していたものだ。

 千秋楽までに何とか一句作ろうかと思っている。そのうち「プレバト」に出演し、梅沢富美男さんをぎゃふんと言わせてみたいものだ。乞うご期待!(元横綱)

 

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