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【大相撲】

貴景勝5連勝で大関として初の勝ち越し「ここで気を抜いたら格好悪い」、単独首位の白鵬を2差で追う

2019年11月20日 21時26分

大関復帰後、初の勝ち越しを決めた貴景勝

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◇大相撲九州場所(20日・福岡国際センター)

 大関貴景勝(23)が碧山を押し出して5連勝で大関として初の勝ち越し。逆転優勝へ単独首位の白鵬を2差で追う。

 らしさ全開の電車道。今場所出場力士で最重量199キロの碧山を下から下から突き起こし、相手の苦し紛れの引きに乗じて堂々と押し出した。

 「少し遠かった。半年かかりましたから」

 短いひと言に、わずかに達成感をにじませた。故障に泣いた末、3度目の正直だった。新大関だった夏場所は、右膝を痛めて途中休場。続くかど番の名古屋は、状態を戻せずに力士人生初の全休。土俵に上がらずして、大関の地位をいったん手放した。

 苦境の中、これまでになかった感情が芽生え、支えになった。「本場所に出る事のありがたみが、この1年で分かった。毎日取れる喜びをかみしめている」と力説した。

 だからこそ、大関復帰を決めた秋場所千秋楽で負った左大胸筋の肉離れで全治6週間という重傷にも、動じなかった。「最悪のケガやけど、優勝決定戦で良かったと素直に思えた。万全で闘ってる人はいない。同じ条件。胸のけがは忘れた」。場所前、たびたび口にした患部の再断裂の恐怖心に、尻上がりの攻めで打ち勝った。

 3大関のうち、ただ1人出場してトップの白鵬を2差で追う終盤戦。八角理事長(元横綱北勝海)は「言い訳できない番付。勝ち越しでホッとしちゃいかんけど、大関として(優勝争いに)最後までついていく。盛り上げる」という役割を厳命した。

 貴景勝自身もそのつもりだ。「自分で何番が勝ち越しと、設定するかだと思う。そのラインを上げる。ここで気を抜いたら格好悪い」と気合十分。白鵬との直接対決を残すだけに、逆転を信じてV戦線に食らいつく。

 

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