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【大相撲】

10日目の上位陣といっても、白鵬と貴景勝の2人だけ つまらんこと甚だしい[北の富士コラム]

2019年11月19日 21時56分

「少し寂しげな男前」と北の富士さんが評する朝乃山は2敗を守る

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19日 大相撲九州場所10日目

 10日目の上位陣は?といっても、白鵬と貴景勝の2人だけ。つまらんこと甚だしい。

 貴景勝が琴勇輝を一気に押し出した。だんだんと調子を上げてきたのが明るい材料だが、白鵬と2差も開いているだけに、こと優勝争いとなるとすでに手遅れの感は否めない。

 御嶽海は、不調を極めている竜電に十分の左四つに組み止めながら、攻め切れず、致命的な5敗目を喫してしまった。残る5日間全勝はとても無理だろう。白鵬戦が残っているので、わずかに男を上げるチャンスは残されている。せめてそのくらいの意地を見せてもらいたい。

 2敗で頑張っている朝乃山は明生をまったく寄せ付けず、一気に寄り切った。この力士は若いのに妙に落ち着いて喜怒哀楽をほとんど見せたことがない。親方は現役時代から明るさでは定評のある人だったので、少しは影響を受けているのかと思うのだが、実に淡々としている。この雰囲気が大物感を漂わせている。

 少し寂しげな男前。女性ファンは放ってはくれまい。人気も急上昇。何とか2敗を死守して、誰かが白鵬を倒してくれるのを待とうではないか。また変な方に話が行きつつあるが、今場所はこの筋書き通りでなければ盛り上がりませんよ。

 炎鵬は千代丸にうまく取られて、玄関払いを食わされてしまった。「炎鵬には取りやすい」と豪語しただけあって千代丸はポンポンと突き出した。「千代丸たん」は今場所は元気である。こんなところかな、10日目の印象に残ったのは。

 それからやたら待ったが多かった。空席もけっこうあった。残る5日間、白鵬と対戦する力士たちは打倒白鵬に全力を尽くしてほしい。このまま終わると来年の九州場所は閑古鳥が鳴くだろう。私も再度博多の地を踏めぬかもしれない。

 ところで前夜は血の滴らぬミディアムステーキ300グラムをペロリと平らげた。実に美味でありました。年齢の割にはよく食ったが、同じ店に若い親方がお客さんと来ていて、400グラムのステーキ肉を2枚食っていた。それとガーリックライスを丼に山盛り。やはり若い人にはかなわない。あの若さがうらやましい。いくら栄養をつけても「枯れ木に肥やし」。今朝起きても何の反応もない。今夜は粗食で済まそう。(元横綱)

 

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