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【大相撲】

御嶽海 流血は気の毒だが…気力だ気力 ボクシングの井上尚弥を見習え[北の富士コラム]

2019年11月14日 0時34分

目の上の絆創膏が痛々しい御嶽海

写真

◇大相撲九州場所<4日目> (13日・福岡国際センター)

 本当に隠岐の海は惜しいことをしたもんだ。どこから行っても勝てる相手ではないと思っていたので、まさかの展開に思わず立ち上がってしまった。

 ズブリともろ差しになった隠岐の海は願ってもない体勢だ。白鵬は両差しを許して苦しい体勢だったが、両上手はしっかりと取っている。隠岐の海としてはあまりにも十分すぎて、めったに経験したことのない体勢だけに、逆に攻めづらかったとも思える。

 懸命に寄った隠岐の海だが腰が高くなり、足が思い通り前に出ない。おかしなもので、十分すぎるとかえって相撲は取りにくくなる。

 その点、白鵬は二本差されることに慣れており、まして両上手を取っているので余裕はあったはずだ。土俵際は投げの打ち合いになったが、この際は上手の方がどうしても有利となる。

 思いもかけぬ展開で善戦した隠岐の海だが、片方の上手を切っていたなら勝てたかもしれない。誠に惜しい一番であった。

 高安は、北勝富士の強烈な左からの追っ付けに横向きにされ、何もできずに土俵を割った。早くも2敗目だ。

 この日の上位は、高安以外は順当に勝って、ようやく落ち着きを取り戻してきたようだ。その中にあって、大関昇進で渦中の御嶽海が大栄翔に一方的に押し出され、早くも2敗となった。3日目の一番で右まぶたを切ったハンディは気の毒だが、このくらいの傷に負けないでもらいたい。気力だ、気力。それしかない。ボクシングの井上尚弥選手を見習うことだ。

 朝乃山はスケールの大きな相撲で勝ったし、明生も阿炎に見事な押しで勝利した。炎鵬も、苦手と見られていた琴恵光に頭脳的な押し相撲で勝ったのは大きな自信となるだろう。

 4日目の土俵は内容も良くなってきて、見て楽しかった。私はこれから、例の変なオヤジの屋台を借り切っているので行ってきます。美人も何人か見えるので、久しぶりに盛り上がると思っています。

 まさかあのオヤジ、またハンペンを注文したらボールペンを出すかもしれない。承知しないぞ。そんなわけで、本日はこんなところで失礼します。(元横綱)

 

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