トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

[北の富士コラム]あまりにも軽かった白鵬 2日目で優勝争いが混沌では話にならない…しっかりせい上位陣

2019年11月12日 0時5分

支度部屋で報道陣に囲まれる白鵬(中央)

写真

◇11日 大相撲九州場所 2日日(福岡国際センター)

 2日目の土俵は荒れに荒れた。初日はあまり感動しなかったと書いたが、2日目は上位陣のあまりの弱さに感動どころか失望の方が強かった。横綱、大関といえども負ける時は負けるもの。勝負だから仕方がない。だから面白い。しかしこうもなすすべなしでは…。それでは白鵬の敗戦を振り返ってみよう。

 2日目の相手も頭で当たって来る押し相撲の大栄翔。初日の北勝富士戦で効果てきめんだった宝刀かち上げに出る。しかしこの手は大栄翔に読まれてしまった。左から押し上げられ白鵬の上体が起き上がり、大栄翔を懐に呼び込む。もろハズから大栄翔が勝機とばかり一気に押し出した。狙い通りの相撲で見事に金星を挙げた大栄翔は地味な力士だが着実に力を付けてきている。一方の白鵬はあまりにも軽かった。

 貴景勝も初日と別人のような相撲で敗れた。立ち合いが2度合わずに相手の呼吸で立ったのは不運ではあったが、言い訳にならない。朝乃山は初日不戦勝、2日目は完勝。いやが上にも勢いがつくことだろう。

 2日目で一番の熱戦は御嶽海ー北勝富士戦。激しい当たりから互いに押しで攻めこもうとする。右を先にのぞかせた御嶽海の方が私にはいくらか有利と見えたが、北勝富士が右ハズで押し返し一進一退のせめぎ合いが続いた。ここが我慢のしどころである。ついに根負けした御嶽海が左から引いてしまった。この機を待っていた北勝富士が攻め込んで勝利した。

 この2人、ライバル心が旺盛でいつもいい戦いを見せてくれるが、今場所は北勝富士の意地が勝ったようだ。それと婚約中なので力が出たのかもしれない。どうしてお相撲さんはかわいい嫁さんを持てるのか。うらやましい限りだ。

 2日目が終わったばかりで優勝争いは混沌(こんとん)では話にならない。しっかりせい上位陣。今夜はこれが済んだら風呂に入って近くの屋台に行こうと思う。変なオヤジがいるが食い物が割合うまい。特に牛のさがりのステーキは結構いける。おでんも良い。九州ではあまりハンペンは食べないらしいが、私は注文してハンペンも入っている。俺が去年、ハンペンを短く切ってペンをくれと言ったらボールペンを出しやがった。しゃれにもならない。江戸っ子は何でも短く言うのが粋なのであります。それでは行ってきます。(元横綱)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ