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【大相撲】

貴景勝、左胸ドス黒く 内出血広範囲も「やらないと…」

2019年10月2日 紙面から

左大胸筋に痛々しい内出血が広がる中、稽古を再開した貴景勝

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 大相撲秋場所で左大胸筋肉離れの重傷を負った貴景勝(23)=千賀ノ浦=が1日、都内の部屋で稽古を再開した。負傷からわずか9日、左胸全体に紫色に内出血が広がる痛々しい姿で四股など基礎運動。秋場所では右膝負傷を乗り越え12勝を挙げて大関に返り咲いた。再び訪れた大試練にも闘志は不屈で九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)での復活へ意欲を見せた。

 貴景勝の左胸全体は紫色、脇下は青黒く変色し、上腕まで内出血が広がっていた。左腕は肩の高さまで上がらず、四股も慎重。負傷後たった9日。痛々しい姿でまわしを締め稽古場に戻って来た。「痛くてもやらないといけない。安静は十分した。やれることをやる。足は元気。休憩してても意味ない。来場所に向けて始まっている」。悲壮な覚悟で再起へスタートした。

 秋場所では右膝負傷を乗り越え2桁星。1場所で大関復帰を決めた。千秋楽、12勝3敗で並んだ関脇御嶽海(出羽海)との優勝決定戦で敗れた際、左大胸筋を負傷。診断は「肉離れ」だが肉離れとは筋肉の断裂を意味する。元横綱稀勢の里の荒磯親方を引退に追い込んだのと同じ重傷だった。

 「少しはよくなっている。(患部の)色はもっとひどかった。千秋楽2日後くらいは腫れがひどかった。内出血の出てないところが痛い」。まだまだ痛みは引かず、安静にするしかない段階だ。

 復活劇が一転、再び訪れた試練にも「けがを含めて実力だから」と受け止める。冬巡業に途中合流する可能性も示唆。昨年、初優勝した九州場所に大関としての“凱旋(がいせん)”も絶対にあきらめはしない。「無理はしないけど出るという気持ち。一生懸命やればチャンスは巡ってくる」。23歳、侍大関の心は不屈だ。 (荒木司)

 

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