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【大相撲】

元横綱稀勢の里が断髪式 令和の横綱育成へ「教えるのも務め」将来的には独立も

2019年9月29日 19時16分

断髪式で野球解説者の中畑清さん(右)から声をかけられる荒磯親方=両国国技館で

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 初場所限りで現役引退した第72代横綱稀勢の里の荒磯親方(33)=田子ノ浦=が29日、東京・両国国技館で引退相撲を行い、まげ姿に別れを告げた。この日は、先代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)の誕生日。「僕が育ったように育てたい」と精神面や経験など、亡き師からたたき込まれた横綱イズムの継承を誓った。

 超満員の1万1000人が見守る最後の横綱土俵入りに続き、約300人がはさみを入れた断髪式。なごり惜しげな歓声を背に涙を拭い、親方として角界の未来のために伝えたい思いを口にした。

 「逃げない。一生懸命、正々堂々とやり続ける。それがいろいろな事につながり、ピンチのときに出る」。中卒たたき上げの自身を、猛稽古で鍛え上げてくれた先代師匠の教えだ。新米親方らしく「至らない所だらけなので、伝える言葉の勉強もしていきたい」と力を込めた。

 平成最後に昇進した横綱が、令和の横綱を育てる―。そんなファンの新たな夢を、一身に背負う。「横綱の下で『横綱とはこういうもの』と聞いてきた。誰もができるわけじゃない経験を生かし、教えるのも務め」と覚悟はできている。

 将来的には独立の期待も高まるが、まずは田子ノ浦部屋の部屋付きの親方として全力投球する。まげは落としても「まずは稽古場に行くんじゃないですか。いつも通りの朝稽古」。まわしを締め、体を張り続ける。(志村拓)

 

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