トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

「暴力問題」貴ノ富士に自主引退促す決議、日本相撲協会・理事会で 本人は徹底抗戦、27日に会見予定

2019年9月26日 22時47分

十両貴ノ富士

写真

 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、2度目の暴力問題を起こした十両貴ノ富士(22)=千賀ノ浦=に対し、懲戒処分にはあたらない自主引退を促す決議をした。貴ノ富士は全面的に相撲協会と争う構えで、27日に弁護士同席のもと記者会見をする予定。自主引退を受け入れなければ懲戒処分として「引退勧告」を受ける。それも拒否するとみられ、そうなった場合は懲戒解雇となる。

 理事会に呼ばれた貴ノ富士は、協会と徹底的に争う姿勢を示した。そこで告げられたのは、コンプライアンス委員会が答申した懲戒処分の「引退勧告」ではなく「自主引退」。事実上の引退勧告ともいえるが、「22歳と若く、今後の人生が長いことを考慮し」という理事会の温情にも「考えます」と即答を拒否した。

 スポーツ庁に出した上申書とコンプライアンス委の聴取内容が違うことを指摘されると、「気持ちが変わりました」と開き直った。

 自主引退を拒めば「引退勧告」を受ける。それも拒否した場合は「懲戒解雇」となるが、貴ノ富士は謹慎中でありながら27日に代理人弁護士と記者会見を予定。裁判で争っていくとみられる。

 コンプライアンス委の報告によれば、付け人があいさつもないまま自分より先に風呂に入ったことに立腹。付け人の額を右手の手拳で1回殴打し、「『お先にごっつぁんです』もないのか」と言ったという。

 ほかにも、仕事を忘れたり失敗した新弟子に差別的な発言を繰り返したり、もの覚えが悪いとして1人に「ニワトリ」、1人に「ひよこ」、1人に「地鶏」とあだ名をつけた。「おい、ニワトリ」と声をかけた新弟子が「はい」と返事をすると、「はい、じゃない。コケと言え」と強要したという。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「本当は外に出したくなかったが、あまりにも悪質な言動」と嘆いていた。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ