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【大相撲】

<番記者メモ>「私を信用して」 井筒親方は記者にも気配りの人だった

2019年9月18日 紙面から

1987年の初場所で、千代の富士(左)を寄りきりで破った逆鉾=両国国技館で

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 20年以上も昔のことだ。当時の大相撲担当記者は出身地ごとに集まり、同郷の親方を招いて定期的に飲み会を開いていた。北九州市出身の私は「九州会」に参加。場所ごとに招いていたのが井筒親方だった。

 1996年春場所の九州会は、終盤に開催された。当時、親方の部屋に所属していた大関霧島(現陸奥親方)の引退問題が取材対象の一つだった。もちろん、社によっては九州出身の記者がいないところもある。「飲み会で親方が思わず『霧島引退』を口にするのではないか」と心配する声が上がった。

 そこで、当時は記者クラブ担当だった井筒親方は「今のところは何もありませんよ。仮に動きがあっても私はしゃべりません。信用してください」と各記者の前で宣言。実際、九州会でも霧島の話は全く出なかった。

 当時、若輩だった私はニュースを逃したことが少しだけ残念だった。ただ、それよりも親方の気配りに感心したことを覚えている。 (大相撲担当デスク・堤誠人)

 

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