トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

明生、1敗守った 伸び伸び相撲、奄美に賜杯持って帰る!

2019年9月16日 紙面から

明生が押し出しで琴恵光(右)を破る=両国国技館で(いずれも北田美和子撮影)

写真

◇秋場所<8日目>

(15日・両国国技館)

 平幕隠岐の海(34)=八角=がただ一人8連勝で勝ち越し、首位を守った。8日目に平幕が全勝で単独トップなのは、2004年秋場所の旭鷲山以来。1敗で琴恵光に勝った平幕明生(24)=立浪=が追う。2敗は御嶽海と貴景勝、小結遠藤ら6人。1場所での大関復帰を目指す関脇貴景勝は関脇御嶽海を押し出して6勝目を挙げた。鶴竜が休場し、ことし初場所以来の横綱不在となった。

     ◇

 本名は川畑明生(めいせい)。しこ名はそこからきている。「明るく生きる、という願いでつけられた」と語る奄美生まれの素朴な島人(しまんちゅ)が、琴恵光を押し出して1敗ターン。次々と1敗力士が脱落していく中で、伸び伸びとした相撲で館内を沸かせている。

 「前に出ようという意識をもって。その日、その日を一生懸命やっています。自分の足腰を信じて」。優勝争いの真っただ中にいるが「まだまだ長いんで」と浮つくところなどない。

 場所前に鶴竜が夏巡業で目立った力士を聞かれたとき、真っ先に名前を挙げたのが明生。「土俵の外でもしっかりやってる。また上がってくるでしょう」と横綱が話していた通りの活躍だ。

 「男に生まれたら、まわしを締めなきゃいけないところ」と明生がいう相撲どころの奄美。「奄美の人間ということを誇りに思って、先頭に立って奄美を有名にしていけたらいい」という思いがある。

 しこ名は「自分からお願いして『明生』にしました。地元の人が分かるように」。瀬戸内町立篠川小、中出身。小学校へ入学したとき同級生はいなかった。途中で転校生がきたが先生の子どもだったため、先生の転勤に伴い高学年になるとまた1人ぼっちに。地元の相撲道場の子どもたちと兄弟のように育ってきたので、地元への思いはとりわけ強い。

 明るく生きるという以外に、「真っすぐに生きたいっす」。1200キロ離れた地元の熱狂を受けて、真っすぐに優勝へと突き進む。 (岸本隆)

懸賞金を受け取る明生

写真
 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ