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【大相撲】

[北の富士コラム]炎鵬、目にも止まらぬ速さに驚き 豪栄道は投げで墓穴を掘って…

2019年9月10日 20時36分

炎鵬が寄り切りで琴勇輝(右)を破る

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◇10日 大相撲秋場所3日目(両国国技館)

 3日目も熱戦が多く、どの一番を書こうか迷ってしまう。これをうれしい悲鳴と言うのだろう。まずは炎鵬の相撲から振り返るとしよう。

 立ち合いは両者立ちにくそうで2度待った。琴勇輝としては突き放して、できるならそのまま押し切りたいところだ。一方の炎鵬は低い体勢で左を差しにいく。琴勇輝が頭を上から押してつぶしにかかるが、炎鵬は懸命にこらえる。体が離れ再度琴勇輝が突っ張ると、炎鵬は俵を伝って残し回り込む。並の力士なら到底できる芸当ではない。それと、ここからの反撃がまた速かった。横向きの相手に残す間を与えず追撃し一気に押し出し3連勝。昨日も書いたが、動きがとにかく速い。対戦相手は目にも止まらぬ速さに翻弄されている状態である。4日目の相手は松鳳山。この3日間の相手とくらべても、一番強いぞ。明日が楽しみだ。

 貴景勝も強敵朝乃山を下して3連勝。決まり手ははたき込みで、前には出られなかったが相手の動きは見えるようだ。10勝まであと7勝。されど7勝。簡単なようで、そうは楽ではない。それでも思ったより好調なのは確かである。

 反対に、2連勝と順調な滑り出しの豪栄道がいったんは十分の右四つになりながら不用意な投げで墓穴を掘って負けたのは大失敗である。テレビ解説の春日野さんも理解に苦しむと述べていたが、まさに同感だ。遠藤はやはり相撲巧者である。相手の失策を逃さずつけ入ったのはさすが。栃ノ心もやっと初日が出た。涙ぐましいような相撲で元気な若手を下したのは立派なものだ。昨日は心が折れていると書いたが、どっこい生きていた。あきらめるな。何とか頑張ってもらいたい。

 鶴竜はきょうも引き技で勝ったが立ち合いに攻め勝っているので問題はない。ということで今日はこのあたりで。今晩は北海道からジンギスカンが届いたので、さっそく頂くことと致します。さっきから腹が鳴っています。(元横綱)

 

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