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【大相撲】

朝乃山「ブリじゃなくて金魚」の浴衣です! 連勝発進に笑み満開

2019年9月10日 紙面から

朝乃山(右)が寄り切りで栃ノ心を破る=両国国技館で(大泉謙也撮影)

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◇秋場所<2日目>

(9日・両国国技館)

 夏場所Vの朝乃山(25)=高砂=が元気いっぱいだ。2日目はかど番の大関栃ノ心を寄り切って撃破。連勝発進で充実ぶりをアピールし、3日目は大関復帰を狙う貴景勝と激突する。また横綱白鵬(34)=宮城野=が休場。9日に都内の病院で検査を受け「右第5中手骨骨折」で全治2週間と診断された。

     ◇

 右の相四つで、パワーでも技術でも大関を圧倒してみせた。朝乃山が、立ち合いから左の上手でまわしをガッチリ。右差しで相手に上手を与えず、一気に前に出て寄り切った。初日の御嶽海撃破に続いて充実ぶりが際立つ連勝発進で、目指す三役の座へ満点のアピールになった。

 「(上手が)ポイントだったと思う。上手を取らせたら負け。踏み込んで攻めを休まず、取り切れたのが良かった」

 因縁の相手だった。初優勝を果たした夏場所の13日目。行司軍配差し違えで場内が騒然とする中、白星をつかんだ。「ネット上で(栃ノ心の)足が出てる出てないって言われて…。取ってる側も気にするんです」。心のモヤモヤは残ったままだった。

 巡業で胸を出してくれる大関には、感謝しかない。だからこそ、文句なしの攻めの相撲を貫く恩返しを誓っている。場所前には左脚に蜂窩(ほうか)織炎を発症し、高熱でダウンしたが名古屋場所に続いて完勝。成長を見せつけた。

 3日目は、昨年九州場所で初優勝した貴景勝と、V経験者対決だ。「(相手が)押し相撲なんで、自分から圧力をかける。前に前に攻めて、引かないことを意識したい」。朝乃山に一点の迷いもない。気合十分かと思いきや、帰り際に魚をあしらった浴衣の柄が、話題になると「ブリじゃなくて金魚です」とおどける余裕もみせた。故郷富山特産の出世魚の役回りは、自分自身と言わんばかり。上位相手にもひるまず、連勝街道を突っ走る。 (志村拓)

魚のイラストが描かれた浴衣姿で笑顔

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