トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

鶴竜、若手奮起を 優勝一夜明け一気にまくしたてた

2019年7月23日 紙面から

6度目の優勝から一夜明け、「6」と指でポーズを作る鶴竜=名古屋市内のホテルで(岡本沙樹撮影)

写真

 大相撲名古屋場所(中日新聞社共催)で6度目の優勝を果たした横綱鶴竜(33)=井筒=が千秋楽から一夜明けた22日、名古屋市内のホテルで記者会見した。名古屋では初の優勝。7場所ぶりに味わった歓喜の美酒の余韻もほどほどに「稽古はオレが言うよりも、自分たちで気付いてやるべきだ」と若手の奮起を促した。この日、母国のモンゴルへ里帰りの途に就いた。

 念願の名古屋初Vを果たし、7場所ぶりに賜杯を抱いてから一夜。涙を流して喜んでくれたファンの姿を活力にした鶴竜は、来場所だけでなく、角界の未来も見据えていた。

 前回優勝した昨年夏場所以降、自身がケガに苦しんでいる間に関脇以下の4力士が初優勝した。「いずれはそうやって若手が出てきて、世代交代していくもの」と覚悟はできているが、綱の責任感を胸に、今場所は14勝を挙げて壁になった。8月で34歳になっても、日々成長を目指しているからこそ、刺激になる下からの突き上げを心待ちにしている。

 「若手の稽古は、自分たちで気付いてやるべきだと思います。実際、巡業で頑張ってる子たちが番付を上げて上位で活躍している。強くなりたい人は自分からやる。そういう気持ちがない人に言っても、しょうがない」

 優勝の充実感がにじむ穏やかな笑顔を引っ込め、真剣な表情で一気にまくしたてた。今年の春巡業中、申し合いを渋る20歳代の若手や中堅の力士へ苦言を呈したように、稽古への妥協はない。

 もちろん、自身は優勝に甘えず「ゼロからという感じ。もっと自分の相撲を良くする」と背中で引っ張り続けるつもりだ。鶴竜のゲキが若手にどう響くか。暑さとの闘いにもなる28日からの夏巡業では、土俵の活気を横綱が注視している。 (志村拓)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ