トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

炎鵬が勝った。勝った。勝った。 これでぐっすり眠れる

2019年7月21日 紙面から

◇北の富士評論「はやわざ御免」

 炎鵬が勝った。勝った。勝った。まるでベルリン五輪競泳平泳ぎ女子200メートルの前畑(秀子)が勝ったようだが、とにかく勝ってくれて、おめでとう。そして、ありがとう。これで私もぐっすり眠れるだろう。この2、3日はまるで自分が負けたかのように、寝付きが悪かったのは確か。他に眠れない原因はない。まあ、そんな事はどうでもよろしい。

 炎鵬は重圧をはねのけ、会心の相撲を見せてくれた。三役経験者で当代切っての業師、妙義龍に真っ向から立ち向かい、差し勝ってもろ差し。両まわしをしっかり引きつけて、逆転のすきを与えず、万全の詰めで寄り切った。誠に見事な相撲であった。給金相撲(勝ち越しをかけた一番)に9連敗が信じられないくらい、伸び伸びと自分の相撲で、念願の勝ち越しは本当によかった。

 インタビューを受ける炎鵬に笑顔はなかった。淡々と冷静に、浮かれる様子は全くみせない。体は小さいが、肝っ玉が大きいのだろう。

 そういえば、遠藤もめったに笑わない。輝も笑った顔を見たことがない。これは石川県の県民性なのか。どうでもいいことだが、私としては興味がある。と、くだらないことを書いたところ、白鵬が琴奨菊に二本差され、いいところなく負けたではないか。大番狂わせといえば、元大関に怒られそうだが、意外な展開になってきた。

 私は両横綱が1敗で、千秋楽の結びの一番で決着がつくものと思っていただけに、意外や意外である。

 それにしても白鵬はどうしたのだろうか。まさか昨日の私の記事が影響したとも思えない。それほどやわな男ではない。はたして白鵬が優勝決定戦に持ち込むか、それとも鶴竜が本割で決めるか。面白そうな楽日となった。本日は炎鵬の勝ち越し祝いの記事で終わるつもりが、予想外のことが起きた。

 相撲はだから面白い。それではお粗末ながら、初日にお約束した俳句をご披露しましょう。

 「炎鵬が、大きく見える 夏の空」。勝ち越しが決まった時に詠んだ句であります。果たして才能有りや無しか凡人か。とにかくめでたいので少しだけのみに出掛けます。 (元横綱)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ