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【大相撲】

炎鵬、狙って4勝目 俵を使い、誘い込んで寄り切り

2019年7月12日 紙面から

栃煌山(左)を攻める炎鵬=ドルフィンズアリーナで(佐藤哲紀撮影)

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◇名古屋場所<5日目>

(11日・ドルフィンズアリーナ)

 入幕2場所目の炎鵬(24)=宮城野=がベテランの栃煌山を寄り切り4勝目を挙げた。計算ずくの相撲で大型力士に完勝。好スタートを切りながら後半に失速した先場所とは同じ轍(てつ)を踏まないことを誓った。夏場所を制した東前頭筆頭の朝乃山(25)=高砂=は大関に復帰した栃ノ心(31)=春日野=を寄り切り2勝目。栃ノ心は5連敗となった。勝ちっ放しは鶴竜、白鵬の両横綱と平幕の友風、照強の4人。

     ◇

 168センチ、99キロの幕内最小兵が本領発揮。軽やかに土俵の広さを生かしきる白星だった。立ち合いから頭を付けて攻めていた炎鵬が突然、栃煌山に圧力負けしたように土俵際へ後退。悲鳴が上がったが、これは計算通りだった。いったん距離を取り、武器の左下手をガッチリ。最後は力強く寄り切り、4勝目をもぎ取った。

 俵を伝い、誘い込むような動きに「狙ってました。1回距離を取って良い間合いに持ち込めた」としてやったりの表情。「先場所で一番、力不足を痛感した相手。もう一回やりたかったので自信になる」と支度部屋ではさわやかな笑顔を見せた。

 新入幕だった夏場所は、テレビで見ていた三役経験者との初顔合わせに浮足立っていた。7勝2敗で勝ち越しにリーチをかけた一番ではたき込まれ、リズムを狂わされた。立て直せないまま、悪夢の6連敗で負け越した。

 「先場所は変な欲が出て相撲を見失った。自然体で取りたい」と巻き返しを誓う今場所、小兵仲間が力を与えてくれる。4日目の全勝対決で敗れた照強だ。

 ライバル同士だが、巡業先では食事に連れ立つことも多い169センチ、116キロの“相方”は自身の3番前の一番に勝ち5連勝。「目の前で良い相撲を見せられ、刺激になった。気になる存在。一緒に盛り上げていきたい」とスピード感あふれる取り口で互いに歓声を浴びている。

 場所前に痛め、テーピングが目立つ右肩も「不安がないから、右もしっかり使えた」と回復に手応えを感じている。「同じ小兵で負けたくない思いはある」と来場所でやり返すため、まずは幕内初の勝ち越しへ突き進む。 (志村拓)

 

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