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【大相撲】

一人横綱の責任感!鶴竜2敗死守 「集中できた」

2019年5月24日 紙面から

鶴竜(左)が寄り切りで竜電を下す=両国国技館で(平野皓士朗撮影)

写真

◇夏場所<12日目>

 (23日・両国国技館)

 横綱鶴竜(33)=井筒=が竜電を危なげなく寄り切り、2敗を守った。1敗だった西前頭8枚目の朝乃山(25)=高砂=が敗れたため、2敗の両者がトップに並んだ。西前頭7枚目の明生(めいせい、23)=立浪=は、1場所での大関復帰が懸かっていた関脇栃ノ心(31)=春日野=に快勝。部屋から国技館へ片道約1時間半かかるつらさにも負けず、勝ち越しを決めた。

   ◇

 1つ負けると、とたんにバタバタと崩れてしまうのが鶴竜の悪い癖。それを一人横綱の責任感、集中力で封じ込めた。

 「しっかり、自分の相撲に集中できたと思います」。巻き替えにいったところを竜電に出られたが、それは想定内。焦ることなく体勢を入れ替え、寄り切った。

 昨年の秋場所は初日から10連勝後に5連敗。1場所皆勤した横綱としての連敗記録に並んでしまった。恐れていた連敗を回避。「しっかり切り替えてよかったと思います」と息をついた。

 11日目は長男・アマルバヤスガランちゃんの2歳の誕生日を、白星で祝うことができなかった。それでも、自宅に帰って子どもの顔を見れば心が癒やされる。

 「ケーキを用意して子ども用のバスケットボールのリングをプレゼントしました。(四股を踏んで)ヨイショー! とか言ったり。かわいいですね」。モンゴル語で「いつも穏やか」を意味する名前の長男が、最高のくつろぎの時間を与えてくれた。

 11日目は、15日制が定着した1949年夏場所以降では、出場した横綱、大関、関脇が全て敗れる初の波乱。12日目も栃ノ心と高安に土がつき、結びを迎えた。「どこかで勝ちたいという気持ちになる。戦う気持ちじゃなかった。それがきのう(11日目)だった」。今は違う。再びトップに立ち、戦闘モードで最後の追い込みに入る。 (岸本隆)

 

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