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【スポーツ】

初マラソン松本健闘18位 厳しい条件の名古屋ウィメンズ完走「次につながる」前向き

2020年3月9日 1時31分

初マラソンながら18位と健闘した松本亜子

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 8日に行われた名古屋ウィメンズマラソン(ナゴヤドーム発着)で、初マラソンに臨んだ松本亜子(20)=デンソー=が2時間33分1秒の18位と健闘した。目標だった2時間30分切りは達成できなかったが、冷たい雨が降りしきる状況で完走し、「次につながる」と前向き。2024年のパリ五輪を見据え「前の集団で戦えるようになりたい」と力を込めた。

 冷たい雨に、無慈悲に体の熱を奪われ続けた。給水所のボトルを取るのがおぼつかないほど指先が凍えた。ゴール直前の40キロ付近。「もうやめたい」。覚悟はしていたが、心身が悲鳴を上げた。耐えるのが精いっぱい。それでも、最後の力を振り絞り42・195キロを走り抜いた。「最低でもゴールをしようと思っていた」。完走したからこそ味わえる苦しみが、財産となった。

 最初から先頭集団には付いていかず、自身のペースを守った。「自分の描いたレース展開で落ち着いていた」。35キロ付近の上り坂では「集団から一人で抜け出そうと思っていた」とスピードを上げた。しかし、未体験ゾーンを切り抜けるのはたやすくなかった。「呼吸よりも脚がきつくなってしまった」

 調子を確認する目的で参戦した2月16日の熊日30キロロードレースで優勝。ただ、未知の領域だった30キロ以降で予想以上に苦しめられた。「力不足を感じた。この経験を練習に生かしたい」。30キロを過ぎると、好調でも想定通りに進まないことを学んだ。

 男子駅伝の名門、福岡・大牟田高で競技力を高めた。女子部員は一人だったが、男子部員と競うことでタフな精神力を培った。「昨年より走りの感覚がつかめている」。強豪のデンソーで、さらなる成長を遂げる。2024年パリ五輪へ向け「目指している」ときっぱり。名古屋で踏み出した一歩を次のステージにつなげる。

 ▼松本亜子(まつもと・あこ)1999(平成11)年6月6日生まれ、京都府出身の20歳。159センチ、41キロ。福岡・大牟田高時代まで主な実績はなし。2018年4月にデンソーへ入社。1月の選抜女子駅伝北九州大会ではアンカーとしてチームの初優勝に貢献した。

 

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