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【スポーツ】

「まだバドミントンができますかと桃田は聞いてきた」 朴監督らが緊迫の事故現場を明かす

2020年1月20日 13時1分

15日に帰国した桃田賢斗

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 バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25)=NTT東日本=がマレーシア遠征中に交通事故に巻き込まれ負傷したことについて、朴柱奉日本代表監督、中西洋介男子シングルスコーチが20日、東京都内で会見をした。現場の状況や今後の復帰時期などを説明した。

 13日早朝に、遠征先のクアラルンプール市のホテルから空港へバンタイプのバスで向かう途中、タンクローリーと衝突。桃田は全身打撲と顔面に裂傷を負い、バスの運転手は死亡した。事故を知り、事故現場に駆けつけた朴監督らが見たのは、桃田や同乗の負傷者たちが路上でぼうぜんとして、救助を待つ姿だった。

 朴監督は「その場で桃田が『僕はまだバドミントンができますか』と聞いてきたので、私は『大丈夫』と答えた。タオルもなかったので私のジャージーを脱いでかぶせてやった。その姿を見て私は涙が出た」と語る。中西コーチも「桃田は放心状態で、会話もできる状態じゃなかったので、ただ寄り添うという感じでした」と振り返った。

 救急車で現地の病院に運ばれた桃田は順調に回復し、15日に帰国し国内で精密検査を受けて「異常なし」との診断も受けた。朴監督は桃田に、2月3日から始まる合宿で日本代表と再び合流するよう提案している。3月の全英オープンが復帰戦と位置付けた理由についても、朴監督は「世界でも伝統のある大きな大会。本人がやりたいと思うので」と説明した。

桃田らが乗っていた車(AP)

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 ▼桃田が負傷した事故当日(13日)の動き ※おおよその現地時間

 午前4時30分 桃田ら帰国組がクアラルンプール市内のホテルから、バスで出発。

 4時40〜50分 バスがタンクローリーと衝突。

 5時 バスに同乗していた平山優コーチ(日本ユニシス)がホテルにいた中西コーチにLINE(ライン)で事故の発生を報告。

 5時30分 朴監督、中西コーチらが日本選手団とともにバスで現場に向かう。

 6時 朴監督らが現場に到着。負傷の桃田らの救助に当たった。けがの程度の大きい平山コーチが先に救急搬送された。

 7時 桃田らも救急車で現地の病院に搬送。

 8時 日本選手団を空港に送り届けた朴監督らも病院に向かい、桃田の容体を確認。中西コーチが帰国まで付き添い、朴監督は日本代表の次の遠征地(インドネシア)に向かう。

 

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