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【スポーツ】

[卓球]東京五輪を逃した”黄金世代”が五輪組連破で悲願の全日本選手権初優勝 早田ひな「逃げずに頑張る」目標は4年後パリ五輪

2020年1月19日 20時21分

歓喜の涙

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◇19日 卓球全日本選手権(丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルスは早田ひな(19)=日本生命=が準決勝で伊藤美誠(19)=スターツ=を4―3、決勝で石川佳純(26)=全農=を4―1と、2人の東京五輪代表を破って初優勝を飾った。早田は伊藤と組んだ女子ダブルスと合わせて2冠を達成。女子と混合の両ダブルスを制していた伊藤は、史上初の3年連続での3種目制覇を逃した。男子は宇田幸矢(ゆきや、18)=エリートアカデミー=が決勝で東京五輪代表の張本智和(16)=木下グループ=を4―3で破り、初制覇した。

 初優勝の瞬間はしゃがみ込み、あふれる涙を懸命にぬぐった。早田が準決勝で伊藤、決勝で石川と東京五輪代表組2人を破っての戴冠。「お世話になった方々に結果で恩返ししたかったのに、東京五輪代表も選ばれなくて…。そこで恩返しできなかった分、絶対に優勝しようという気持ちがありました」。悔しい思いをしたからこそ、喜びもひとしおだった。

 左腕から繰り出すドライブは世界屈指の威力を持ち、同学年の伊藤、平野美宇と合わせて「黄金世代」と称される一人。昨年1年間の五輪選考レースでは、この2人を超えることができず、失意の早田は「一度、原点に戻ろう」と、2020年の始動の場所を、地元・福岡の石田卓球クラブに定めた。

 ここで1月2〜5日を過ごし、クラブの選手相手に計16試合を戦う猛特訓をした。クラブの指導者で、小学生時代から早田を支える石田大輔コーチは「ひなは、本当は五輪代表に選ばれずに悔しいはずなのに、そんなそぶりも見せず明るく振る舞ってくれて…。子どもたちに、とにかくたくさんのパワーをもらったことも大きかった」と、涙ながらに振り返った。

 「ここからの4年間でどう変わるのか。20年のテーマを“挑戦”にして、いろんなことに挑戦して、逃げずに頑張ろうと思っています」。悔しさをはねのけた新女王は、すでに4年後のパリ五輪を見据えている。

 

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