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【スポーツ】

[レスリング]完治とはほど遠い左膝 手負いの土性沙羅は森川美和との「3・8五輪代表決定戦」へ静かな覚悟

2020年1月11日 17時15分

笑顔で餅つきをする土性(中)

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 至学館大(愛知県大府市)のレスリング部が11日、新春恒例の餅つき会を催した。東京五輪へ苦闘するリオデジャネイロ五輪金の女子68キロ級・土性沙羅(25)=東新住建=は、11月に痛めた左膝は完治していないと明かし、五輪代表を決める3月8日のプレーオフへ「試合日は決まっている。今できる調整をしていく」と覚悟を示した。

 笑顔できねを振り下ろし、つかの間の正月ムードを味わった土性。すでに照準は2カ月後の大勝負へ合わせている。「後がない。欲を言えば差をつけて勝ちたいけど、最終的に自分の手が上がっていればいい」。12月の全日本選手権準決勝で2ー9と完敗し優勝を譲った森川美和(日体大)とのプレーオフでの再戦に、全てを懸ける。

 左膝の故障を隠して臨んだ全日本。「試合前日に痛み止めの注射を打っていた」と振り返るほどコンディションは悪かった。「膝の影響はあったとは思う。試合中はアドレナリンが出ていたけど、終わったら痛みが出た」。優勝で五輪出場を決めるはずが、精彩を欠く内容で森川に「逆王手」を許してしまった。

 今でも左膝には「血がたまる」と完治には程遠い。土性は「練習を本格的に再開できるのは2月かな。試合までに治るかもしれないし、長引くかもしれない」と言う。手負いでも他を圧倒する技術、経験はある。膝が回復途上だとしても、次は引き出しを駆使して五輪の切符をもぎ取る。

 5日には熱田神宮へ初詣し、おみくじで「大吉」を引いた。「年末は思い切って休んで、年明けには気持ちを切り替えられた。リフレッシュできた」と表情は明るい。国内での思わぬつまずきが、土性の底力を呼び覚ますか。

 

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