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【スポーツ】

[卓球]第3の男は水谷! 団体戦のカギは「左左」の丹羽とのコンビ

2020年1月7日 紙面から

GPファイナルの混合ダブルス決勝で戦う水谷(左)と伊藤=昨年12月鄭州で(共同)

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 日本卓球協会は6日、東京都内で記者会見し、東京五輪代表の男女各3人を発表した。団体要員には男女とも世界ランキングで日本勢3番手となる男子16位の水谷隼(30)=木下グループ=と女子11位の平野美宇(19)=日本生命=を選出。シングルス代表は男子が世界5位の張本智和(16)=木下グループ=と15位の丹羽孝希(25)=スヴェンソン、女子は3位の伊藤美誠(19)=スターツ=と9位の石川佳純(26)=全農=が正式に決まった。新たに採用された混合ダブルスで水谷とペアを組むことが発表された伊藤は大阪市内で取材に応じ、シングルス、団体と合わせた「3冠」を目標に掲げた。

 シングルスの代表は、2日に発表された1月の世界ランキングで日本勢の上位2人。日本卓球協会の強化本部が推薦する団体要員の3枠目には、ともに世界ランクで日本人3番手の水谷、平野が順当に選出された。

 水谷はダブルスで全日本選手権優勝7度、世界選手権で2度のメダル獲得などの実績があるダブルスの名手。4大会連続出場となるベテランに、男子の倉嶋洋介監督(43)は「団体戦で力を発揮できる選手。チームの精神的支柱として、これまでの経験を最大限に発揮してほしい」と期待する。

 ただ、その団体戦では懸念材料がある。張本をシングルスのエースとして起用する場合、ダブルスは水谷、丹羽の左利き同士のペア。交互に打たなければならないダブルスでは一般的に、動き方が似る同じ利き腕のペアは「左右」より不利とされる。

 一方で、ダブルスで実績のある世界ランキング52位の吉村真晴ら右利き選手を選べば、個々の世界ランクで決まるチームランクが極端に下がり、早い段階で中国などと当たる可能性が高まる。「左左でもやるしかない。この弱点と思われるところを武器として東京に向かわないと」と倉嶋監督。「左左」ペアが短期間でどこまで仕上がるかが、メダルへの鍵のひとつとなりそうだ。

 新種目の混合ダブルスは水谷、伊藤のペアで、昨季はグランドファイナルを含む国際大会で5度決勝に進出。倉嶋監督は「東京五輪最初の種目なので、そこで必ずメダルを取り、シングルス、団体戦と勢いをつけたい」と方針を示した。

 平野の選出理由については、女子の馬場美香監督(54)が「昨年、石川とペアを組んでアジア選手権銅メダルなど実績を残し、ダブルスもシングルスも強い選手だから」と説明した。 (平野梓)

<東京五輪の団体戦> 最大5試合で、今大会から1試合目にダブルス、2試合目以降がシングルスとなる。各試合とも5ゲーム制で、3ゲーム先取で勝利。チームのエース格がシングルスで2試合出る場合が多い。トーナメント方式で、シードは個々の選手の世界ランキングによるチームランキングで決まる。中国に次ぐ2位を確保できれば決勝まで中国と当たらないため、メダル獲得の確率が高まる。

◆「選んだこと後悔させない」

 ▽水谷隼(自身のツイッターで東京五輪への意気込みをつづる)「自分を選んだこと後悔させません。ロンドン、リオと団体戦無敗なのでそのまま東京でも全勝して自ら引退の花道を飾ります」

 

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