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【スポーツ】

[箱根駅伝]山下りで爆走区間新…東海大・館沢主将が示した“王者”の意地 青学に完敗も両角速監督「悪あがきはできた」

2020年1月3日 18時51分

6区の区間新記録をたたき出し、小田原中継所で倒れ込む東海大・館沢亨次

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◇3日 第96回東京箱根間往復大学駅伝・復路(神奈川・箱根町〜東京・大手町)

 前回王者の意地、プライドを懸けて東海大が往路4位から青学大を追い掛け、追い詰め、そして及ばなかった。前回歓喜のゴールテープを切った郡司陽大(4年・那須拓陽)が両手を合わせながら仲間のもとに駆け寄る。大会新の復路優勝も総合2位。両角速監督(53)は「準優勝だがよく頑張った」と教え子をたたえつつ「復路で悪あがきはできたが、それでも追いつけなかった。10時間45分で走られたらお手上げ」と完敗を認めた。

 スピード軍団としての爪痕は箱根山中にしっかりと残した。6区を託された主将の館沢亨次(4年・埼玉栄)がわずか300メートルで3位を奪うとそのまま山下りを爆走、57分17秒の区間新記録で勢いを取り戻す。「1秒でも前と詰めようと走った結果、区間新がついてきた。怖いというよりやってやろうという気持ちが強かった」。今季は11月まで右太ももの故障に苦しめられたが、一昨年まで日本選手権1500メートル連覇のスピードを生かし、主将としての責任を全う。チームを再度勢いに乗せ、復路優勝につなげた。

 館沢や昨年MVPの小松陽平(4年・東海大四)らを擁した黄金世代の最後を、総合優勝で飾ることはできなかった。指揮官が「チャレンジャーとして連覇は考えていなかった。来年また青学大にチャレンジしたい」と捲土(けんど)重来を誓えば、卒業後に1500メートルを主戦場にする館沢は「五輪参加標準記録と日本選手権優勝をしっかり目指したい」と次なる目標を見据える。箱根駅伝スピード化の先鞭(せんべん)をつけた東海大の挑戦は続く。

 

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