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【スポーツ】

野中生萌22歳、東京五輪切符残り1枠必ずつかむ スポーツクライミング女子

2019年12月25日 22時39分

2019年の世界選手権に出場した野中 Photo by Suguru Saito/Red Bull Content Pool

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 2020年東京五輪で初採用される新競技、スポーツクライミングでメダル獲得を目指す22歳、野中生萌(みほう、22)=XFLAG。五輪出場権が懸かっていた今年8月の世界選手権(複合)では肩のけがの影響もあって日本女子2番手となり、同1番手の野口啓代(あきよ、30)=TEAM au=に代表1枠目をさらわれたが、今はけがも回復。代表権獲得、そして五輪本番を見据え、練習を続けている。

 野中は3姉妹の末っ子。9歳のときに姉2人とともに父親に連れていってもらったジムで、クライミングに出会った。2人の姉が楽々と登っていく姿に触発され、負けず嫌いな性格に火がついた。気付けば、自身を練習で追い込む日々。その才能が花開いた。「末っ子なので、わがままです。そんな性格がクライミングに適していたのか、結局続けたのは私だけです。今は、家族全員で応援してくれています」

 ボルダリングでは、18年W杯年間ランキング1位。今年のジャパンカップでは、ボルダリング(1月・東京)とスピード(2月・東京)、五輪種目の複合(5月・愛媛)で1位に輝いた。鍛え抜かれた筋力は見事だ。総合力が求められる複合にあって、野中はパワーで攻めるスタイルだ。筋肉を形成する肉などのタンパク質は大好きだというが、体重が増えるとクライミングには不利となる。そのため常に食べる量とバランスを考えているという。

 五輪初採用のスポーツクライミングで、しかも伸び盛りの年齢で迎える東京五輪への思いを聞くと「まさにそこなんです。東京出身の私にとって、もうこれ以上のチャンスはないと思っているので、そのチャンスをつかみたいと思います。絶対に悔いのないように頑張りたい。メダルを絶対に取りたいです」と言葉に力を込めた。

 1カ国・地域の東京五輪出場枠は、男女とも最大2人。日本山岳・スポーツクライミング協会の基準により、8月の世界選手権の複合で日本勢最上位だった男子優勝の楢崎智亜(ともあ、23)=TEAM au=と女子2位の野口が既に代表に決定している。

 日本協会策定の選考基準では男女とも2人目の代表は決まっていないが、国際連盟は10月に新たに示した解釈で、日本代表は世界選手権の男女上位各2選手で確定済みとした。この通りだと、日本勢2番手だった男子の原田海(かい、20)=日新火災=と女子の野中が代表となる。日本協会は新解釈の取り消しなどを求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴した。1月初旬にも裁定が出る見込み。

 国際連盟は当初、世界選手権など三つの国際大会で上位に入れば3人以上が五輪代表の前提となる参加資格を獲得できると説明していた。日本協会はこれに基づいて有資格者の中から選出する基準にし、男女各残り1枠は来年5月の複合ジャパンカップで争う予定になっている。野中はその有資格者に当たる。

 

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