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【スポーツ】

リオ金 登坂絵莉の東京五輪代表が消滅 進退「ゆっくり考える」不眠とケガに苦しみ「いっぱいいっぱい」

2019年12月21日 20時11分

女子50キロ級準決勝で須崎優衣(右)に敗れた登坂絵莉

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◇21日 レスリングの全日本選手権第3日 女子50キロ級(東京・駒沢体育館)

 レスリングの全日本選手権第3日は21日、東京・駒沢体育館で男女17階級が行われた。激戦の女子50キロ級ではリオデジャネイロ五輪金の登坂絵莉(26)=東新住建=が準決勝で2017、18年世界女王の須崎優衣(20)=早大=に0―6で敗れ、東京五輪の可能性が消滅。今後については「ゆっくり考える」と語った。

 「これがいっぱいいっぱい。実力の差があった」。気丈に試合を振り返る登坂の頬を、幾筋もの涙が伝った。繰り返し仕掛けたタックルは最後まで須崎の足に届かなかった。6月の全日本選抜では0―10のテクニカルフォール負けした強敵。半年で差を縮めたが、そこが限界だった。

 リオで栄光をつかんだ後、長く苦しい戦いが待っていた。2017年1月に慢性的な痛みを抱えていた左足親指付近を手術。術後も痛みは治まらず、登坂は「日常生活にも支障がある。もう一度手術しようかなと思うくらい」と明かす。金メダリストの重圧からか、不眠にも悩まされた。

 近年は成長著しい須崎、抜群のスピードを誇る入江ゆき(自衛隊)に世界への壁を阻まれ続けた。「ずっと三つどもえと言われた。ライバルのおかげで自分も成長させてもらった」。コンディションさえ万全なら―そんな恨み言は一切なし。今大会でも決勝へ進んだ2人に感謝した。

 東京五輪を逃したとはいえ、世界選手権を3連覇し、五輪で頂点に立った偉業は消えない。登坂は「東京五輪を見てどう感じるかを含め、ゆっくり考えたい」。まずは疲弊した心身を休め、再出発の道を探る。

 

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