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【スポーツ】

[大学野球]慶大、19年ぶりのVに王手 中村が先頭打者弾など攻撃をけん引

2019年11月20日 紙面から

城西国際大−慶大 1回裏慶大無死、左越えに先頭打者本塁打を放つ中村=神宮球場で(斉藤直己撮影)

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◇明治神宮野球大会<準決勝> 慶大6−1城西国際大

 第50回明治神宮野球大会は19日、神宮球場で大学の部準決勝を行い、慶大(東京六)、関大(関西1)が決勝に進んだ。慶大は、中村健人外野手(4年・中京大中京)の先頭打者本塁打で主導権を握って城西国際大(千葉県)を振り切った。15年ぶりの決勝で2000年以来19年ぶり4度目の優勝を狙う。関大は延長10回タイブレークで東海大(関東2)を破り、山口高志(元阪急)を擁して優勝した1972年以来47年ぶりに準決勝を突破。20日の決勝は、高校の部決勝、高崎健康福祉大高崎(関東)−中京大中京(東海)に続いて行われる。

 一振りで流れを引き寄せた。1回、慶大の1番・中村健人外野手(4年・中京大中京)が、城西国際大の先発・舘のツーシームを思い切り振り抜いた。打球は左翼スタンドに飛び込む先頭打者本塁打。「近めに来たので、体が反応した。最高の仕事ができた」。先制パンチで勢いに乗せ、19年ぶりの優勝に王手だ。

 追加点をもぎ取ったのも中村だった。2−1の6回の第3打席。中前打で出塁し、犠打で二塁に進むと、ソフトバンク5位指名の3番・柳町の中前打で本塁にヘッドスライディングした。クロスプレーと思い込み、頭から飛び込んだが、実際は余裕のホームイン。「あれ? と思った」と恥ずかしそうに頭をかいたが「流れの中で、次の1点は大きいと。気持ちが出た」。闘志を前面に出し、勝利に貢献した。

 高校時代は、高校日本代表に選ばれた上野(駒大)、伊藤(法大)らとともに夏の甲子園に出場。進学した慶大では1年春からリーグ戦出場を経験した。5本塁打を放った昨秋からレギュラーに定着。今春も2本塁打、打率3割1分8厘をマークしたが、大学最後となった秋は打率1割台に沈んだ。プロ志望届を提出したものの、ドラフト指名は掛からなかった。

 「実力不足は自分が一番分かっている」と中村。かつて近鉄でプレーした大久保秀昭監督(50)には「秋の結果で決まったわけじゃない」と励まされた。卒業後は地元・愛知に戻り、社会人野球を続ける予定。気持ちは切り替え済みだ。

 高校の部では、母校の中京大中京も決勝に進出。20日はダブル優勝が懸かる。15日の開会式で、高校の恩師である高橋源一郎監督(40)に再会。「お互い、頑張ろうな」と激励された。後輩とともに頂点に立てば、これ以上ない締めくくりになる。 (麻生和男)

 

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