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【スポーツ】

[マラソン札幌決定]緊迫の4者協議…IOCの強硬姿勢に小池都知事も応戦「あえて言うなら合意なき決定」

2019年11月1日 19時39分

IOC調整委員会のジョン・コーツ委員長(左)と東京都の小池百合子知事

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 一方的に、強権的に断は下された。東京都と国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会、政府の4者協議が1日、東京都内で行われ2020年東京五輪のマラソン、競歩の開催地は暑さを避ける目的で札幌市に変更することで決着した。IOCのコーツ調整委員長は「会場変更の権限はIOCにある。昨日(31日)合意に達しているので、議論することはない」と宣言、開幕まで9カ月を切った段階での異例の開催地変更が決まった。五輪のマラソンが開催都市以外で実施されるのは史上初。

 4者協議は報道陣に公開された。コーツ委員長は宣告後、小池百合子東京都知事へ「この内容でいいか、確認のためだけに聞いている」と有無を言わさぬ口調で発言を促すと、小池知事は「スピーチをしていいのか、イエスというだけか」と抵抗を試みた。だが「スピーチをしたければどうぞ。詳細に議論をするつもりはない」と一刀両断にされ、小池知事も「東京で実施することがベストだという考えはいささかも変わっていない。IOCが下した決断を妨げないというのが都の決断。あえて言うなら合意なき決定」と苦渋の表情で受け入れた。

 4者協議ではIOCのバッハ会長からの五輪・パラリンピック後に、当初予定されていたマラソンコースを利用した「オリンピックセレブレーションマラソン」の提案があったことも明かされた。コーツ委員長は「再び都民にマラソンを持ってこようということ。今後国際陸連や日本陸連と詰めていかないといけない。私としては知名度の高いランナーから愛好家まで参加できる大会だと思う」と構想段階であることを強調した。

 

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