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【スポーツ】

[自転車]モレマが4年ぶり2度目のV ジャパンカップ

2019年10月21日 紙面から

マイケル・ウッズ(左)を破り優勝し、両手を挙げてゴールするバウケ・モレマ=宇都宮市森林公園で

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◇ジャパンカップサイクルロードレース

 自転車のロード・ワンデーレースでアジア最高峰大会「ジャパンカップサイクルロードレース」が20日、宇都宮市森林公園周回コース144・2キロ(10・3キロ×14周)で行われ、トレック・セガフレードのバウケ・モレマ(32)=オランダ=が3時間41秒13で2015年に続く2度目の優勝を果たした。2位はEFエデュケーション・ファーストのマイケル・ウッズ(32)=カナダ。日本人ではNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの中根英登(29)の6位が最高位だった。

 ほぼ1週間前、世界の頂点に立った時と同じようなゴールシーンだった。2人のマッチスプリントから完全に抜け出したモレマが、大きく両腕を広げてゴールラインを駆け抜けた。12日にイタリアで行われた世界5大ワンデーレース「モニュメント」の一つ「イル・ロンバルディア」を制したばかりの32歳が、8万2000人が熱視線を注いだジャパンカップ(JC)をも制した。

 「スーパーハッピーだ。2015年にもジャパンカップを勝っていて、コースが自分向きだとは分かっていた。チームとしても昨日、クリテリウムでトゥーンスが勝っていて、最高の週末だ」

 過去10年で最も過酷かつ熱いJCだった。2周目から世界最高カテゴリーのワールドツアーチーム中心の強力な逃げ集団が形成され、追走集団も高速展開に終始。ほとんどの国内勢は見せ場すらつくれずに崩壊した。

 その中で、さらなる強さを見せたのがモレマだった。逃げ集団が後続に吸収された後、クライマー(登坂巧者)をそろえたユンボ・ビスマが波状攻撃をかけたことで、ひときわ厳しい展開となった残り2周目。きつい登りで今コースの勝負どころといわれる古賀志林道で強烈に加速し、2位に入ったウッズ以外の全員を置き去りにすると、あとは2人旅。最後のスプリントでは圧勝した。

 モレマは「ライバルをふるい落とすため残り1・5周で全力で仕掛けた。最後の登りはきつかったが、リズムを保って登り切れた。スプリント? 勝率は悪かったけどスプリント自体は好きなんだ」と満面の笑み。13年のツール・ド・フランスで6位など、数多くの実績を誇り、先週はロンバルディアも制した男は、2度目の勝利で“宇都宮の帝王”となった。 (藤本敏和)

 

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