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【スポーツ】

[カヌー]羽根田卓也、東京五輪見えた! 五輪コース予選で3位発進

2019年10月18日 22時3分

羽根田卓也

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 カヌー・スラロームの東京五輪代表最終選考会を兼ねたNHK杯が18日、7月に完成した五輪会場「カヌー・スラロームセンター」(東京都江戸川区)で始まった。リオデジャネイロ五輪男子カナディアンシングル銅の羽根田卓也(32)=ミキハウス=は予選1本目で3位の好発進。準決勝、決勝に備えるため2本目は棄権して7位に順位を下げたものの、五輪コース初実戦で上々の感触を得た。

 国内初の人工コースを、羽根田が自分の庭にしつつある。「世界的にも特徴があるコース。流速とか落差はないが、流れが入り組んでいて、読みづらい。一つの判断、一つのパドリングが命取りにもなるし、タイムを削るカギにもなる」。世界有数と語るテクニカルなコースを、巧みなパドリングで攻略。1本目でいきなり全体2番目のタイムをたたき出した。

 1度ゲートに接触したことによる2秒のペナルティーを加えても全体3位。「ワンパドル目からいい感触があった」。納得のタイムでリオ五輪銀のマテイ・ベニュシュ(スロバキア)ら強豪を上回った。

 リオ五輪後は国際大会で不振続き。9月の世界選手権も準決勝で敗退したが、五輪コースの完成が転機となったか。「一日の長が影響する競技。このコースで練習することがアドバンテージになる。事前練習では難しいゲート設定にして、どんな流れにも対応できるようにしてきた」

 リオ五輪カヌー女子代表の矢沢亜季は「このコースはリオ五輪と似ている」と話す。羽根田にとって相性抜群のリオ仕様のコースで地の利を生かす作戦が、吉と出た。

 代表争いではライバルを引き離している。20日の準決勝、決勝に出場すれば東京五輪の切符は手に入るが、羽根田の視線はさらに先。「きょうは元の自分の感覚でこげた。自分の感覚でこげればこういうタイムが出る」。五輪男が、五輪会場で、復活の手応えをつかんだ。

 

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