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【スポーツ】

[陸上]ヘソ出し穴あきユニホームで深夜レース快走 女子マラソン谷本 酷暑克服7位

2019年9月29日 紙面から

女子マラソン日本人トップの7位でゴールする谷本観月=ドーハで(榎戸直紀撮影)

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◇世界選手権

 【ドーハ(カタール)川村庸介】陸上の世界選手権は27日、当地で開幕し、最初の決勝種目となった女子マラソンでは日本の谷本観月(24)=天満屋=が2時間39分9秒の7位で、日本勢2大会ぶりの入賞を果たした。ルース・チェプヌゲティチ(ケニア)が2時間32分43秒で優勝、中野円花(28)=ノーリツ=が2時間42分39秒で11位で、池満綾乃(28)=鹿児島銀行=は途中棄権だった。

 前例のない午後11時59分スタート、気温32・7度、湿度73・3%と深夜にもかかわらず高温多湿の気象条件。大会史上最低の完走率58・8%という文字どおりのサバイバルレースで、谷本が冷静に後方から追い上げ入賞を達成した。「うわ〜7位だ、入賞できた〜という気持ち。目標が入賞だったので、クリアできてよかった」と笑顔を見せた。

 ゴール後は日の丸を背負い、飛び跳ねる場面も。どこにそんな力が残っていたのかと思いきや、「想定していたより涼しかった。湿度は一番ましだった」とあっけらかん。現地入りしてからは練習も早朝や日没後と極力直射日光を避けて体力を温存。ユニホームに穴をあけ、1周ごとに氷を取るなどの暑さ対策も功を奏した。そしてレースでは飛び出した先頭集団にはあえて追わず、後方から一定のペースを刻む。25キロでも36位だったが30キロでは10位、35キロで7位と追い上げ、そして走りきった。

 所属する天満屋ではMGCで前田穂南が優勝で東京五輪代表内定、小原怜も3位。「感動したし体が震えた」と刺激を受けて今大会に臨み、そして入賞。

 「状況が状況だけにラッキーだけど、持ち味の粘って走ることができた。今後につながる」と手応えを口にする。自身もMGC資格を持っていたが「日本代表になれるなら目の前のチャンスをつかみたかった」と選んだ世界選手権で確かな足跡を残した。 (川村庸介)

 

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