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【スポーツ】

[レスリング]川井友香子、梨紗子との姉妹五輪!「高校からの夢」銅メダルでかなえた

2019年9月20日 22時45分

女子62キロ級の3位決定戦に勝って五輪内定となり、泣きながら姉梨紗子(左)と喜ぶ川井友香子(榎戸直紀撮影)

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◇20日 レスリング世界選手権第7日 女子62キロ級

 【ヌルスルタン(カザフスタン)木村尚公】レスリングの東京五輪予選を兼ねた世界選手権第7日は20日、当地で行われ、女子62キロ級で川井友香子(22)=至学館大=が3位決定戦を勝って銅メダルに輝き、日本協会の選考基準を満たして五輪代表に決まった。57キロ級覇者で姉の川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=と姉妹代表となった。

 川井友が静かに拳を突き上げたとき、スタンドでは母の初江さん(49)と一足早く57キロ級で東京五輪を内定させた姉の梨紗子が抱き合って泣いていた。川井友は「高校生のときから2人での五輪を口にしてきて、こうして夢がかなえられた」。北朝鮮選手との3位決定戦は12―1の圧勝。理想的なレスリングで夢を現実にした。

 ずっと姉の背中を追いかけてきた。中学卒業時の進路は、親に相談するよりも早く、姉と同じ至学館と決めていた。初江さんは「進路の調査票に『至学館』と書いてあったので『追いかけるんだ』と。梨紗子に対して、憧れ、先を歩いているという思いがあったのでは」と振り返る。

 同門となると、練習では姉に向かっていった。「スパーリングでけんかになったこともある。負けたくないって。最近はなるべく別々にやろうって決めています。けんかになるので」と川井友は笑う。世界レベルのすごみを肌で感じ、成長が加速した。

 2人の体格は似たり寄ったり。57キロ級と62キロ級のすみ分けは最終的に川井梨が決めた。「梨紗子は真剣に考えて決めてくれた。それで覚悟が決まった」。川井梨は明言していないが、減量が厳しい階級を姉が引き受けた語る関係者もいる。

 川井友は体づくりに一から取り組んだ。「1回の食事の量を増やして、サプリメントも取るようにした」。姉の思いに応えようと、62キロ級仕様の体をつくりあげた。

 川井友は「梨紗子とこやって五輪を目指せるのも最初で最後だと思う。これまでの世界選手権では私が銀や銅だった。次は金を取りたい」と語る。二人三脚で目指す2020年。姉妹の目標はダブル金と決まっている。

 

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