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【スポーツ】

[柔道]26歳丸山城志郎、遅咲きの金メダリスト!

2019年8月27日 紙面から

男子66キロ級決勝 韓国選手を破り、優勝を決めガッツポーズする丸山城志郎(内山田正夫撮影)

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◇世界選手権

 鮮やかな内股で優勝を決めると、丸山は男泣きした。「いろいろなことが頭をよぎった。普通の選手より長くかかっているので」。大器と期待されながら芽が出ず、26歳にして初出場した世界選手権。走馬灯のように思いが駆け巡った。

 東京五輪の代表争いを大きく左右する一二三との準決勝では、開始早々に右膝を痛めていた。「靱帯(じんたい)をやってしまった。それ以降はただ『勝ちたい』だけだった」。右脚を引きずりながら、延長で執念の技ありを奪ってみせた。

 柔道のイロハはバルセロナ五輪に出場した父・顕志さん(54)にたたき込まれた。階段ダッシュで足腰を鍛え、技の打ち込みをした。父の現役時の映像は何度も見た。父が得意にしていた「内股」は目に焼きつけ、繰り返し練習した。

 丸山は「幼いころから五輪という言葉を聞きながら育ってきた。柔道に対する気持ち、五輪に対する気持ちは人一倍強い」。いつかはオレも内股で五輪へ−。20年前に抱いた夢が、もう少しで現実になる。 (木村尚公)

<丸山城志郎(まるやま・じょうしろう)> 1993(平成5)年8月11日生まれ、宮崎県出身の26歳。柔道男子66キロ級。166センチ。福岡・沖学園高、天理大を経てミキハウス。2018年にアジア大会2位など急成長。グランドスラム大阪で阿部一二三を破って優勝し、19年4月の選抜体重別も制した。父はバルセロナ五輪柔道男子65キロ級代表の顕志。

 

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