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【スポーツ】

[バスケットボール]日本新時代! ドイツ撃破も八村「まだ100%じゃない」

2019年8月25日 紙面から

日本−ドイツ 第3クオーター、シュートを放つ八村(左)=さいたまスーパーアリーナで(潟沼義樹撮影)

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◇国際強化試合 日本86−83ドイツ

 バスケットボールの男子日本代表が「NBA軍団」から金星だ。ドイツ代表との国際親善試合が24日、さいたまスーパーアリーナで行われ86−83で逆転勝ち。31得点を挙げたNBA・ウィザーズの八村塁(21)を中心とした攻撃で、現役NBA選手4人を擁する欧州の強豪を相手に12点差から追い上げ、残り1分45秒で逆転する劇的な勝利だった。「三井不動産カップ」として行われた女子は、日本代表が台湾代表に91−59で快勝した。

 男子日本代表の試合では史上最多となる1万8355人の観客が歴史の証人となった。現役NBA4人、元NBA1人を擁するドイツ相手の逆転劇。日本協会も「おそらく初めて」という欧州勢からの金星だ。

 逆転の導火線に火を付けたのは、やはり八村だった。1点を追う残り約2分。NBAのサンダーに所属するシュレーダーの神速ドライブに、ただひとり反応しブロック。こぼれ球を拾った馬場が速攻を仕掛けてファウルをもらい、フリースローで82−81と逆転した。

 「狙っていました。シュレーダーは相手のベストプレーヤー。(勝負がかかった)あの場面ではパスをせず、自分でシュートにいくと思っていた」と八村。NBAプレーヤー同士のハイレベルな争いを制したことが勝利に直結した。

 高校時代の八村は、点を取りまくっていたわけではない。渡米前、国内最後の大会だった2015年の全国高校選抜優勝大会でも計5試合で1試合平均22・4得点と、他校のエースと同程度だった。チームプレーを重視する明成高(宮城)の佐藤監督の指導によるものだ。

 米ゴンザガ大で自ら仕掛けるスタイルも身に付けた。だが、本来の八村は戦術眼のあるオールラウンドプレーヤー。最終局面で自分の得点に集中せず、相手のエースを止めて勝利につなげたプレーは、その真骨頂だった。

 「ドイツは、日本になんて負けないと思っていたと思う。自信になる勝利。けど、僕らもまだ100%じゃない。リバウンドは課題。そこを修正すればどれだけ強くなれるか」。チームプレーのできるエースに引っ張られるように、この日は計4選手が2ケタ得点を挙げた。日本代表はW杯へ向け、急速に成長している。 (藤本敏和)

 

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