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【スポーツ】

[スケートボード]金候補は13歳 パーク女子の岡本碧優

2019年8月16日 紙面から

東京五輪のスケートボードでアベック金メダルを目指す笹岡建介(左)と岡本碧優=愛知県あま市で(布藤哲矢撮影)

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 2020年東京五輪の追加種目、スケートボードの次世代スターが世界で、その強さを見せている。五輪予選対象の2大会で連勝し、今月2日のXゲームミネアポリス大会も制したパーク女子の岡本碧優(みすぐ)=Proshop Bells。東京五輪でも金メダルが期待される13歳は、パーク男子の18年ジャカルタ・アジア大会王者で、憧れの選手でもある笹岡建介(20)=同=の実家に下宿し、世界を飛び回っている。 (広瀬美咲)

 小柄な体が宙を舞う。五輪予選対象の国際大会、6月のデュー・ツアー(米国)で世界の有力選手を抑え、岡本は初出場ながら初優勝を飾った。「優勝できると思ってなかったので、びっくり」。一回転半するエアトリック「540(ファイブフォーティ)」を決めた。これまで温めてきた大技を、パーク初の五輪予選対象大会で女子選手として初めて成功。両手を突き上げて喜びを爆発させた。

 兄の影響で8歳からスケートボードを始めると、すぐに笹岡の兄・拳道さん(26)が指導するスケートボード教室に通い始めた。普段は友達とのおしゃべりや、笹岡家の愛犬と遊ぶことが好きな中学生。ボードに乗ると、男子顔負けのトリック(技)をさらりとやりのける。その持ち味は高いエアだ。

 「憧れは(笹岡)建介プロ。エアの高さがすごい」

 転機は、昨年11月の世界選手権。岡本は初出場ながら5位に入った。しかし、優勝は四十住(よそずみ)さくら、準優勝は中村貴咲と、すでに世界トップクラスの日本人。上には上がいた。「世界で活躍したい。そのために必要なことが岡本家では分からない。笹岡家に行けばいろんなことを指導してもらえる」。熱意が伝わり、その翌月から、スケボー一家の笹岡家での下宿がスタートした。

 世界で戦うために。スケートボードから礼儀作法まで笹岡家で学びながら充実した生活を送る。平日は学校から帰宅後に3時間、土日は朝から一日練習することもあるという。笹岡の父で元全日本ジュニア王者の賢治さん(50)は「エアの高さは(女子の中で)世界一じゃないか」と太鼓判を押す。「世界で活躍できるスケーターになりたい」。あどけない笑顔を浮かべながら、13歳の瞳はしっかりと世界での戦いを見据えている。

<岡本碧優(おかもと・みすぐ)> 2006(平成18)年6月22日生まれ、愛知県高浜市出身の13歳。141センチ、36キロ。兄の影響で小2からスケートボードを始め、18年11月の世界選手権(中国・南京)で5位。今年6月のデュー・ツアー(米国)、7月の国際オープン(中国)で優勝。7月22日時点の世界ランキング1位。

 

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