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【スポーツ】[高飛び込み]荒井、五輪代表女子1号 決勝進出2019年7月17日 紙面から
◇世界水泳<第5日>【光州(韓国)川村庸介】水泳の世界選手権は16日、当地で行われ、女子高飛び込みで荒井祭里(まつり、18)=JSS宝塚=が準決勝を312・45点の10番目で通過し上位12人で行われる17日の決勝に進出。来年の東京五輪代表に事実上決まった。決勝を棄権するなどの事態がない限り、全競技を通じて東京五輪日本代表の女子第1号となる。金戸凜(15)=セントラルスポーツ=は17位で決勝進出を逃した。アーティスティックスイミング(AS)のチームテクニカルルーティン(TR)決勝で日本は92・7207点の4位に終わり、3大会ぶりにメダルを逃した。 祭のように人が集まってほしいという願いから「祭里」と名付けられた18歳が、日本人女子第1号としてスポーツの祭典への切符を手にした。荒井は「本当にうれしい。思ったより点数が出て、行ったかなと思った」と東京五輪を決めた瞬間を振り返った。 3本目の入水に失敗し、この時点でボーダーラインの12位。それでも「失敗したことを考えても仕方ない。挽回するしかないと思って飛んだ」と気持ちを切らさず、馬淵崇英コーチが「中国人に負けないぐらいの技術を持っている」と評する入水のきれいさを再度発揮し決勝、そして五輪圏内を確保した。 演技を終え馬淵コーチ、そして同じクラブの大先輩で6度目の五輪を決めたばかりの寺内健(ミキハウス)から祝福されると涙も。「憧れの寺内さんに続いて2人目になれてうれしい。オリンピックでは得意の入水を皆に見せつけたい」と晴れ舞台での活躍を誓った。 (川村庸介) PR情報
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